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Jan 30, 2005

マウンテン・ジャーニー

今年はオールド・タイム~ヒルビリーといったところを今まで以上に積極的に聴いていこうと思っている。と、そこへちょうどタイミング良く興味を引くコンピが出たので早速買ってみた。
Mountain Journey: Stars Of Old Time Music (Rounder 11661 0546-2)

Come to the Mountain: Old Time Music for Modern Times (Rounder 11661 0547-2)

mountain_journey

come_to_the_mountain

2枚ともラウンダーが持つオールド・タイム系の音源をあれこれと詰め込んだサンプル盤みたいなものとなっている。
オールド・タイムとは言ってもここに収録されているのは70/90年代という比較的新しめの録音ばかりで、門外漢の私には誰が誰だかはさっぱり分からない。ブルース・ファンにも馴染みのある名前といったら唯一コーリー・ハリスくらいか。
しかし、さすがにオールド・タイム系には強いレーベルだけあってどれも聴き応えはあるし、何よりも編集の妙と言うのか最後まで飽きさせることなく聴かせてくれるのが嬉しい。それにしてもオラ・ベル・リードって、何とも言えない良い味してるなあ。


さて、先週のハイライトはこれ。
Willie Hightower (EMI 7423 577136 2 7)

img047ちまたで評判のウィリー・ハイタワー。多少遅れはとったが、アマゾンでもようやく扱うようになったので予約注文。無事入手できた。
実はCCCDということで二の足、三の足を踏ませたが、この際は買うしかない。ほんとはイヤだけど。
ハイタワーの土ぼこり的男っぽい声は、まさに理想のサザン・ソウル声。ひとつ聴いてはため息、ふたつ聴いては涙するといった具合。胸を締め付ける感動の一枚。よし、今週も聴いて感動するぞ。

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Jan 24, 2005

モートン / ファッツ

好評の(?)RCA"X"シリーズをまた1枚。

Jelly Roll Morton's Red Hot Peppers Vol.1 (RCA "X" LX-3008) [10"LP]

morton_xモートンのXシリーズはもう1枚あるのだが、ジャケットととしては断然こちらがいいので(ちょっと地味か)。
レッド・ホット・ペッパーズについてはもう説明不要だろう。オールド・ジャズ・ファンを自認している方であれば聴いていて当然。もし聴いてないなんて方がいたら、早速注文を。こっそり聴いて、あとは涼しい顔をしておけばいい(笑)。


もう1枚。こちらは同じRCAでもキャムデンの12インチLP。

Fats Waller - Al Organo (RCA Camden CAL-3201) [LP]

fats_camdenジャケットがなかなか面白い。これはファッツのオルガンものを集めた1枚で、アルバータ・ハンターがヴォーカルをとっているものやジェイムス・P・ジョンスンとの師弟共演といったところが聴ける。
ファッツはピアノ・ソロももちろん大好きだが、ベイシーも惚れ込んだというオルガンも実に素晴らしい。
つまり私にとって、ファッツのつまんないレコードなんて1枚もないということだ。

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Jan 23, 2005

Madeleine Peyroux

デビュー・アルバム"Dreamland"から実に8年ぶりとなるマデレイン・ペルーのセカンド・アルバムが、昨年ブルース・ファンにお馴染みのレーベル、ラウンダーからリリースされた。

Madeleine Peyroux - Careless Love (Rounder 11661-3192-2)

madelein_peyroux

ペルーというと、ビリー・ホリデイそっくりの歌い口が何かと取りざたされるが、彼女自身のアコースティック・ギターによるジャズ、ブルースの弾き語りも素晴らしく、そうしたシンガーであり、かつプレイヤーであるという部分があまたの美人系女性ヴォーカルとは一線を画しているところであり、彼女のアドヴァンテージとなっているところでもある。またバンドサウンドにしても、そのシンプル指向は非常に好ましいものであった。

今作は、ボブ・ディラン、ハンク・ウィリアムスから、ジョセフィン・ベイカー、そしてもちろんビリー・ホリデイとバラエティ豊かな選曲ではあるが、どれも濃厚なジャズ風味を漂わせ、統一感ある音に仕上がっている。
前作に比べ、バンドサウンドに厚みも加わり、シンプルさという点では多少損なわれてはいるが、彼女のインテリジェンス溢れるスモーキー・ヴォイスは全編にさえ渡っている。女性ジャズ/ブルース・ヴォーカルのお薦めの1枚。

Madeleine

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Jan 18, 2005

マースド・ブルー・ノーツ

全然聴けてません。だって最近、夜9時頃には寝てますから。子供か、私は。でもとにかく眠いんだなあ。今日は珍しく夜更かしなんかして。大丈夫か。
さて、そんなわけで今回は1枚のみ。

The Merced Blue Notes - Get Your Kicks On Route 99 (Ace CDCHD 1026)

merced_blue_notes昨年末に買ったのだけれど、今頃聴いてます。う~む、買うのも遅かったが、聴くのも遅かった! ギター、オルガン共にバッチリのファンキーなロッキン・インストが目白押し。歌ものも実にクールにきまっているし、これはクセになる。
マースド・ブルー・ノーツは白人・黒人混成バンドで、ブルースあり、ファンクあり、R&Bありと内容はバラエティに富んでいるのだが、決して散漫なイメージはなく、すべてが彼らの音として消化されている。もちろんサウンドのグレードは高い。白黒混成という部分に引っ掛かっていたら損するな。

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Jan 10, 2005

フェンダー・ギター・スリム!

昨年手にいれたシングルでは、何といってもこの1枚がダントツ!

Fender Guitar Slim - Tender Rock cw Atomic Blues (Enrica 106) [45s]

fender_guitar_slimフェンダー・ギター・スリムはずっと欲しかったのだが、なかなか巡り会えなかった。やっと!というわけだ。彼はキング・カーティスとも録音のあるギタリストで、最高にクールなインストゥルメンタル・ロッキン・ブルースを聴かせる。嬉しーっ!


Pee Wee Russell - Jazz At Storyville Vol.1/2/6 (Savoy XP 8070/1/5) [EP]

peewee_savoy1先月、ピー・ウィー・ラッセルのインパルス盤を紹介したが、今回はサヴォイのEP盤を。
実は同タイトルの10インチ盤を探していたのだが、その10"LPと同じジャケット・デザインのEPが色違いジャケットで3枚あるとの知らせを受けて、3枚とも購入。全部で何枚出ているのかは不明。
ラッセルという人は、基本的にいつの時代も変わることがない。ここでものほほんとしたクラで和ませてくれる。好きだなあ、ラッセル。
(*ジャケット画像はVol.1)

Thomas "Fats" Waller and His Rhythm - Treasury Of Jazz No.9 (RCA 130.978) [10"LP]

fats_rca-f最後はファッツ・ウォーラー。フランスRCAの10インチ盤だが、見る人によってはさえないジャケットのこれのどこが?と思うかもしれない。これはファッツのアンド・ヒズ・リズムものとしては選曲が実に私好みで、しかもこの10インチ・シリーズは音圧がとてもデカく、素晴らしく音がいいのだ。もちろん中古レコードだからそれなりのノイズはあるけれど、私、そんなことはほとんど気にしないタチであるし。
そう言われてよくよく見てみれば、ジャケット・デザインだってなかなかのもんでしょ。

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Jan 08, 2005

ブルース・カレンダー

驚愕のチャーリー・パットンの全身写真を表紙に、しかも噂のウルトラ・レアな音源を収録したCDまでもおまけに付け、一部にはカレンダーがオマケでは?との声もあったが、ともあれブルース・イメージ社の2004年版ブルース・カレンダーは一躍ブルースファンから脚光を浴びたのである。

2005calendarそして昨年夏に出た2005年版である。大方の予想通り、大幅にパワー・ダウンしての発売となった。
思い返せば2004年版のカレンダーが出たとき、レア音源提供者であるジョン・テフテラーは、キング・ソロモン・ヒルの発掘SPのもう片面を「2005年版カレンダーに付けるぞ!」と言ってお預けとしたのである。昔のテキ屋を彷彿させる、今時珍しいセコイ商法ではあったが、ま、そこまではいい。ところがその後、その肝心の音源をすぐさまヤズーに提供するという、大チョンボをやらかし(もちろん確信犯的行為であろうが)、豪華なおまけというイメージだったCDをホントのオマケにしてしまったのは何ともマヌケな話であった。それでもさすがに目玉がこれじゃだけじゃマズイと思ったか、大盤振舞とばかりに付けた音源がこれまた今さらながらのブラインド・ジョー・レイノルズ。とほほの上塗りか。

そんなことよりカレンダーである。実はこれが以外と実用的な作りになっている。メモを書き込むスペースがあるし。もちろん、当時のSPの宣伝用イラストを各月に配したブルース・ファンの心くすぐるデザインは昨年同様。しかもカレンダーの利点を生かしたブルースマンの誕生日/死亡日といった、嬉しいような嬉しくないような豆知識も満載である。
しかし、難点が一つ。輸入ものであるため仕方がないとは言え、祝祭日が分からないのである。これはカレンダーとしては結構痛い。実は去年も2カ月ほど壁にぶら下げていたが、結局近所の書店でもらったカレンダーに掛け替えてしまった。
そこでそういった点を踏まえ、この際、日本版として大安、仏滅等の入ったものを作ってはどうかと以前から提唱してきたわけだが(誰にだ)、残念ながら今回もそれは実現しなかった。

さて今年はというと、今のところ壁に掛けて使っている。やはり昨年と同じくメモ欄に新年会やら散髪予定日、はたまた「7時半よりゴミ出し説明会」なんていうのを太書きマジックで遠慮無く書き込んでいる。う~む、どうだ、この台無し感。あなたもどうでしょうか。

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Jan 04, 2005

アルカディア・シャッフル

先週、つまり昨年末最後の週になるわけだが、仕事の追い込みやら年末の大掃除やらで夜はぐったり。CDはほとんど聴けなかった。以下2枚のみ。

V.A. - Arcadia Shuffle (Jazz Oracle BDW 8027)
V.A. - Old-Time Music From West Virginia 1927-1929 (Document DOCD-8004)

bdw8027ジャズ・オラクルの"Arcadia Shuffle"は、セント・ルイスのアルカディア・ボールルームを根城に活動していたバンドを集めたコンピ、ということのようだ。それにしてもこんなコンピを組むということは、よほど名の通った舞踏場だったのだろうか。ライナーをちゃんと読めばいいのだろうが、面倒なのでその辺りのことは割愛させていただく。
いわゆる白人ダンス・バンドもので、収録されたバンドの中ではオリジナル・クレセント・シティ・ジャザーズとアルカディアン・セレネイダーズがポイント高し。そのどちらのバンドにも絡んでいるのがエイヴリー・ロポザーというトロンボーン奏者で、写真を見ると床に寝そべった格好ではだしになり、足の指でトロンボーンを操っている。写真用に作ったポーズのようではあるけれど、きっと楽しいステージだったんだろうな。

west_virginia_bluesドキュメントの方は3人のアーティストが収録されている。中でもアーリー・ホワイト・ブルース最高峰の一人、フランク・ハッチスンの8曲が素晴らしい。ハッチスンは同じくドキュメントに単独盤(DOCD-8003)があり、本CDと併せてコンプリートとなる。ただ、残念ながら現在どちらも廃盤。これは京都の通販専門店「ホット・ディスク」に在庫があって、今回何とか手に入れることができた。
あともう一人、ディック・ジャスティス(vo/g)という人がちょっと変わった風合いながら飽きのこない実にいい味わいで、本盤はなかなかの収穫を得た1枚だった。12月27日に取り上げた、ブルーバードの"East Virginia Blues"と併せて聴くとさらに面白さが広がると思う。

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Jan 02, 2005

RCA "X"

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
 さて、昨年の収穫物の続きを。このココログの前にやっていたgooブログで昨年入手して嬉しかったものとして、RCA"X"シリーズの"Joe Venuti and Eddie Lang"(LVA-3036)と"The Jug Bands"(LX-3009)の2枚を挙げたのだけれど、同じくこの"X"シリーズの1枚もなかなか気に入っている。

Eddie Condon's Hot Shots (RCA "X" LX-3005) [10"LP]

condon_x

 前の2枚同様、中身がどうというよりもジャケットがいい。もちろんデザインはポール・ベイコン。本盤はコンドンズ・ホット・ショッツのタイトルになっているが、ホット・ショッツ名義の録音は別テイクを含む計4曲しか残されておらず、LP1枚分には到底足りない。というわけで、このLPにはそのホット・ショッツの3曲にマウンド・シティ・ブルー・ブロワーズ、そしてボイド・センター絡みのもので埋めるという構成になっている。

 コンドンのCD/レコードを彼のギター目当てに買う人間なんていないと思うが、にもかかわらず彼のレコードが(一部ではあるが)現在も価値を失うことなく存する理由は、常に彼の回りを腕利きの一流ミュージシャンが取り巻いていたことにある。まあ、それもこれも彼の人徳か。
 ディキシーランド・ジャズは普段それほど好んで聴く方ではないが、それでもジャック・Tのしみじみとした味わい深いヴォーカルが流れてくると思わず聴き惚れてしまうなあ。

venutilang_xjagband_x

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