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Feb 04, 2005

ジョニー・ガルニエリ

「何でもいいからとにかく書いて」と言われても(笑)。寒いし、眠いし…。では何の脈絡もなくジョニー・ガルニエリについてちょっと。いや実はたまたま目の前に彼のCDが埋もれていたからなんだけど。

gramercyジョニー・ガルニエリは正統派スウィング系ピアニストとして、オールド・ジャズ・ファンには馴染みのピアニストであろう。ちなみに「ガルニエリ」とはちょっといかめしい名前だが、何でもヴァイオリンの銘器「ガネリウス」の製作者の一族であるらしい。
スタイルとしてはテディ・ウィルスン、ファッツ・ウォーラーを範とし、特にファッツからの影響は大で、一聴してそれと分かるフレーズがポンポンと飛び出してくる。またクラシックの基礎を十分に積んでいるため、テクニック的には最高ランクに位置し、アップテンポなナンバーからメロウなものまで老練な味のあるプレイを聴かせる、私のお気に入りの一人なのだ。
キャリアだが、ベニー・グッドマン楽団への参加を皮切りにアーティ・ショウ、トミー・ドーシー、レスター・ヤング、コールマン・ホーキンス、サッチモといったビッグ・ネームの録音にその名を連ね、40年代売れに売れたピアニストだった。中でもプレスのキーノート、サヴォイ録音がよく知られたところだろう。

しかしやはりガルニエリといえばアーティ・ショウのグラマシー・ファイヴである。マスコット人形が並んだあのジャケ。ピアノの代わりにハープシコードを弾いてしまったという、痛恨の一枚である。いやホントはハープシコードを弾いたことで有名になったんだけど。しかしそれでもなおかつ、もしピアノを弾いていれば完全無欠の名盤だったのにと個人的には思っている。ジャケットが良いだけに非常に残念なレコードである。

cheerfulガルニエリにはもう一枚、最高のジャケットがある。それが56年録音、RCAキャムデンの"Cheerful Little Earful"で、国内では90年代にオリジナル・ジャケを使ってアナログ盤でリリースされたが、その後CDが出たかどうかは分からない。ただ少なくとも現在カタログには載っていないようだ。
このアルバムはスタジオ・ミュージシャンを使って録音しているが、ギターだけはかつての盟友、トニー・モットーラが参加している。全編に渡ってクラリネットを大きくフィーチャーして、往時のグッドマン・コンボを彷彿させる爽やかかつスウィング感溢れる雰囲気に仕上げている。まさに聴いてよし、見てよしの一枚。では。

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