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Apr 10, 2005

RCA "X" - VOL.3

毎度ご好評いただいているRCA"X"ネタですが、ぼちぼちとネタがなくなりつつあります。
「まだまだ他にたくさんあるだろう」と思われるかもしれませんが、ここでは基本的に新たに蒐集したものを紹介しておりまして、既に持っているものは載せません。もちろんすべてのX盤を集めたわけではないけど、もう食指を動かされるようなものが残っていないのです。というわけで、取りあえずは今回で一区切りということになりそうです。
では。

Paul Whiteman's Orchestra feat. Bix Beiderbecke (RCA "X" LVA-3040) [10"LP]

paul_whiteman_xポール・ホワイトマン・オーケストラは1920年代から30年代半ばにかけて最も売れたと言っていいほど人気のあったジャズ・オーケストラであった。今日では白人ダンス・バンドというレッテルをはられジャズ・ファンからは軽視されがちだが、ただ唯一ビックス・ファンにとっては立派な収集の対象となっているのである。
ビックス・バイダーベックのまずもって聴くべき録音は、彼のリーダー録音ないしはフランキー・トランバウアーとのものだが、量的にさほど多くない。それでビックスのコルネットを愛する人間はほとんど例外なく、ほんの数小節のソロを求めてレコードを探し始め、果ては吹いてるんだかいないんだか分からないようなものまでも集めていくようになるのである。
そこでそういったファンの要望に応えてというか、当然帰すべき結果として、LP時代には14枚組だ、20枚組だとかいったボックス・セットが出ていたのである。私のレコード棚にも伊ジョーカーの14枚組LPボックスが並んでいるが、実のところ持っているだけ。ほとんど聴いていない。愛聴盤はジャケットに「BIX」と大書きされた、お馴染みの3枚からなる米コロンビア盤『ビックス・バイダーベック・ストーリー』である。

さて肝心のこのX盤だが、ホワイトマンのこれはちょっとと思えるような甘い演奏でもビックスのコルネットが鳴り出すだすと、たちまち耳を奪われ満足してしまう。さわやかなトーン、吹き抜ける風のようなフレーズ。もっと吹いてくれないかなあ。心底そう願ってしまうのである。

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Comments

初めまして ネットを漂って来ました~、

ビックス・バイダーベックさん まだ聴いたこと
無いんですが 最近非常に気になる音楽家です、
故油井正一さんの一番のお気に入りジャズメンだったんですよネ、
白人ジャズの確立者なんて勢い込むことなく
自然に自分自身を表現された・・・・結果

うう~ん、レコ屋で見つけたら即ゲットします。

Posted by: ドクター | May 17, 2005 at 22:07

初めまして。京都ですか!私、何故か京都の方に縁が深いのですよ。
『ジャズの歴史物語』でしたっけ。油井氏の
「真に白人ジャズを確立したのはビックスである」というくだり、
力のこもった素晴らしい文章でしたね。
初めて買われるなら「シンギン・ザ・ブルース」
「アイム・カミン・ザ・ヴァージニア」の入ったものをお薦めします。
では今後ともよろしくお願いします。

Posted by: 山崎 | May 17, 2005 at 23:03

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