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Aug 02, 2005

Belzona

「もしもし、佐々木さんですかぁ。え~と、ヤズーのレーベル・カラーのことでちょっと教えてもらいたいんですが」。
あまりに唐突な質問に一瞬たじろいだようであったが、後日手紙にて返事をいただいた。さすが佐々木のケンちゃん。

先日、がちゃこさんよりヤズーのレーベル・カラーについてのお尋ねがあった。黒いのと赤いのがあるが、その違いはプレスの年代違いによるものなのかとの質問である。
で、よく分からないながらも、ヤズーの前身のベルゾナが黒だから黒に始まったんじゃ…と実にあやふやな返事をしてしまったところ、今度はベルゾナを見たことがないから見せてくれと。お見せするのはお安いご用なのだが、どうせならついでにご質問の件をもう一度調べてみるかということで、ヤズーならこの人、佐々木健一さんに電話を入れたと、まあ、こういうわけなのである。
いただいた手紙だがこれが結構なボリュームで、ヤズーにまつわる佐々木さんならではの楽しい話もつづってあるので、これはこれでいずれちゃんとした形でホームページの方に上げたいと思っている。とにかく私、夏は極端に行動が鈍るので、秋風吹く頃になると思うけど、そういうわけでしばしお待ちを。

今回佐々木さんの手紙で初めて知ったことが一つ。黒と赤のほかにもう一つ「紫」があったのである。恐らく極一時期プレスされたものではないかと思うが、かなり珍しいものではないだろうか。このパープル・レーベルをカラー・コピーしたものも手紙と一緒に同封されていたので合わせてHPでお見せする予定。お楽しみに。

さて肝心のレーベル・カラーの変遷についてだが、結論から言うとプレスされた年代による違いということで、具体的に何年から何年までがということまでは分からなかったが、黒→紫→赤そしてカラー・イラストの順であろうとのこと。
先にも書いたようにヤズーは当初ベルゾナというレーベル名でスタートしている。調べた限りではL-1006の"THE BLUES OF ALABAMA"までがベルゾナで出ていたようだ。つまり、1006番まではベルゾナがファースト・プレスということになる。で次がヤズーのブラックと。また当初はモノラル盤で出されていたが70年代初期から疑似ステレオに切り替わっており、その辺りの時期はレッドであったようだ。レッドにはモノとステレオがある。
というわけで、以上それがどうしたって話なわけだが、何かの参考になれば。ま、何の参考になるのかは私もよくわからんが。

belzona_1002

V.A. - Ten Years In Memphis 1927-1937 (Belzona L-1002)

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Comments

へー、初めて拝ませていただきました。
孔雀の柄はずっと一緒なのですね。
擬似ステの件ですが、昔、ザ・ブルース誌上で日本のオーディオ研究家の方とヤズーとの間でやり取りがあった記憶があります。
ジャケットはそのまま変更無しに引き継がれたのでしょうかね?

Posted by: バビロン | Aug 03, 2005 at 18:47

クジャクの柄は元々はブラック・パティというSPレーベルから
採られてます。
http://www.elderly.com/images/accessories/TEE/TEE425-XXL.jpg

『ザ・ブルース』の件は佐々木さんの手紙にも書いてありました。
それで早速確認したところ、話の発端となる相川氏の記事の
掲載号は残念ながら持ってなくて確認できなかったのですが、
ニック・パールズがニセステのことに答えている号は幸い手元にあって
読むことができました。「なるほど」と思わせる内容でしたね。
それにしてもバビロンさんも古い話をよくご存じで!
今度から古いことはバビロンさんにお尋ねしようかなあ(笑)。

ジャケットは全部は確認できませんが、ベルゾナとヤズーでは
ヤズーのロゴが入るくらいで、基本的に同じだと思います。
ヤズーになってからだと、何枚かファースト・プレスと
セカンド・プレス(サード・プレス?)でデザインが
変更されているものがあります。
例えばL-1014 Bo Carter、L-1017 Bessie Jackson、
2枚組チャーリー・パットンなどです。

Posted by: 山崎 | Aug 03, 2005 at 21:57

山崎さん

 いや〜
 とても興味深いハナシで
 続編がタノシミでしょうがおません
 何枚か黒ヤズー持ってるんですけど
 やぱり時代的なモノなんですねぇ
 しかし紫ヤズーとは
 うむむ
 今夜 いちどヤズーのレーベルをすべて見てみよう

 んで
 ベルゾナ
 おおきに ありがとさまでした
 写真を見せてもらって
  そういや 誰ぞに見せてもらったよな
 そんな気がしてきました
 ええなー
 欲しなー

 んで
 疑似ステのハナシ
 The Bluesでやってたの
 よぉ憶えてます
 ニック・パールズが自身の考え方を
 しっかりと説明・主張していたのが印象的でした

 なにわともあれ
 Yazoo続編
 タノシミにしております

Posted by: がちゃこ | Aug 06, 2005 at 21:18


 で
 さっそく
 持っているヤズーのレーベル
 すべてを見てみたのですが
 やはりパープルヤズーは見あたらず
 そんかわり
 思いがけない発見をひとつ

 山崎さんのと同じ
  Ten Years In Memphis
 を見たところ
 なんとコレ
 BELZONAではありませんか...
 誰かに見せてもろたんやのぉて
 自分のを見てた訳で...
 そぉいや当時
  なんじゃい このBELZONAて
  しもた ヤズーのニセモン
  買ぉてもた
 などと思っていた記憶が
 えらいすんませんでした

 

Posted by: がちゃこ | Aug 06, 2005 at 23:29

ガクッ。
持ってましたか…。
いや、ま、いいんですけどね…。

それはそうと、ちょっと留守をしていたのですが、
がちゃこさんとこのブログ読んだら、ずいぶんと
大変だったようで。お見舞い申し上げます。
でも、こうやってコメントをいただいている
ところをみますと、一応落ち着いた状況にあるのかなと
察する次第です。
どうぞお大事に。

Posted by: 山崎 | Aug 08, 2005 at 09:17

「L-1025:クリップル・クラレンス・ロフトン&ウォルター・デイビス」
のレーベル・カラーが、A:赤、B:黒なのですがこれは偶然なのでしょうか?
それともお遊び?

Posted by: PMJ!!! | Aug 08, 2005 at 21:58

私の持っているロフトン&デイヴィスは
カラー・イラストになってからのものですが、
ほぉ、そんなのがありますか。

パットンの2枚組が1枚が黒でもう1枚が赤になってます。
恐らくそれも遊び心でやったものじゃないでしょうか。

Posted by: 山崎 | Aug 09, 2005 at 07:23

はじめまして、いつも楽しく拝見させていただいております。
ベルゾナの件に関しまして以前とあるブログでリサーチしたのですが、さらに突っ込んで記しておきます。
 現在L-1001から1005までのベルゾナが手元にあるのですが、一体何番まで存在するのか、軽い疑問なのです。
 ここに1967年にベルゾナが顧客に出した封書があるのだけどその内容は、L-1004までが記載されたブルーのカタログ、1004までの注文書、L-1010までのリスト、そしてまもなくYazooという名称でリリースを行う旨の書かれた告知書、である。それに住所変更の知らせも載っている。なお、リストにはL-1009と1010がApril.1.1968にリリースされると予告されてます。このメールの消印はDec.14.1967なので、この時点で名称を変更するなら1009,1010はYazooであっても不自然じゃない。だけど1006から1008はこのリストによるとBelzona盤である可能性もあるわけだ。僕は1006以降のベルゾナにお目にかかった事がないのだが・・。ヤズーのサイトでも1005までとなっていた記憶がある。
 レーベルの色は1004までが黒のツヤ消し、1005からはツヤ有りでデザインも多少変更されている。(番号の位置)
 今、手元に1006,Alabamaがあるのだけど、ツヤ有り黒にYazooの文字、そしてバックライナーの参考レコードの中にBelzonaの名が見える、という事はメールのリストではベルゾナリリースのようになってるけど、1006からYazooになった可能性が高いんじゃないか?その時点でヤズーレーベルでの1004までのリリースはされてないわけですから。1006がヤズーとしてのファーストリリースじゃないかな。その上、この1006は
ベルゾナと同じアドレスなのである。
 ベルゾナの初期はp.o.box49 Peter Stuyvesant Station
NYなのだが、ジャケ裏には変更された住所、390 East 8th St
であって僕の五枚もこのアドレスだ。上の1006は390アドレスである。そして次が54 King Stとなりここからジャケ裏にSTEREOと書かれるのだが、この頃のレーベル色は黒ツヤが多く赤も出てくる。僕の1032は両面ブルーだ。
次に9 West 20th Stの時代はほとんど赤、その次の245 Waverly Placeでカラー孔雀の登場となる。
なお、ベルゾナとヤズーではライナー解説も異なるものもある。ヤズー盤では若かりしJohn Millerの名も見えるところにNick Perlsの方向性も感じられる、と思う。
 ながながと失礼しました。

Posted by: バートン | Nov 13, 2005 at 23:23

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
う~む、しかしすごいリサーチ内容。これを読んで、何事も上には上がいるのだなとの思いを強く持ちました。いやホント恐れ入りました。
で、「ベルゾナはL-1005までで、L-1006からがYazooになった可能性が高いのではないか?」とのご指摘の件ですが、私が本文中「L-1006の"THE BLUES OF ALABAMA"までがベルゾナで出ていたようだ」と書いたのは、以下のページを参考にしております。
http://www.juneberry78s.com/33rpms/yazoo.htm

ここで注目していただきたいのは、L-1006の"The Blues Of Alabama"のカタログ・ナンバーのところ。何と「BelYazo」と表記されているのです。ベルヤズって何だ?と思われるでしょ? で、そのアルバム・タイトルにリンクが貼ってあるのでクリックすると、疑問は解決。
つまりこの人が持っているL-1006はフロント・ジャケットにベルゾナと記載され、ジャケット裏とレコード・レーベルはヤズーになっていると。それでBelYazoと表記したと書いているのです。
というわけで、バートンさんご推察のとおり、恐らく1006がちょうどレーベル名の切り替わりだったのでしょう。
そういえば、これまで黒赤盤、青赤盤というのが確認されてますが、もしかするとニック・パールズはデザインの切り替えの時期にこのようなお遊びを施していたんじゃないかなぁ、なんて今これを書いていてふと頭をよぎったのですが。ひょっとして黒紫盤なんかもあるのかも…。
それにしても、これ以上話がコアな方向に行きますと私の手には負えなくなりますので、皆様どうかお手柔らかに。
がちゃこさん、これ読んでまた泣いて喜んでるかなぁ(笑)。

Posted by: 山崎 | Nov 14, 2005 at 14:18


 うぅあひゃひゃぁ
 うぎゃひゃらひゃら
  泣いて喜んでおります

Posted by: がちゃこ | Nov 14, 2005 at 22:57

お~、喜んでる喜んでる。
いや、号泣ですか。

Posted by: 山崎 | Nov 15, 2005 at 14:00

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Tracked on Feb 13, 2006 at 12:41

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