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Sep 27, 2005

音あたり

今月もbsr誌の原稿をやっと送ることができた。やれやれだ。が、今月はきつかった。約3週間CD聴きっぱなし。資料として聴いたものも含めると20枚は聴いたな。「20枚くらいでオーバーな」と思われるかもしれないが、1枚につき最低5回は聴くから、私。聴き過ぎて、しまいにはそのCDがいいんだか悪いんだか分からなくなったくらい。うそだけど。
というわけで、食あたりならぬ「音あたり」状態なんである。今はもう何も聴きたくないの(笑)。あ、聴きたくはないけど、(CD/レコードを)買いたい気持ちは厳然としてある。聴くのと買うのは別物だから。

とまあ、以上がしばらくブログの更新ができなかった言い訳ですが、その間メール等で「更新はどうなってるんですか? 9月に買ったものを早く教えてください」というのぞき見趣味丸出しものから「バンジョーは一体どうなった?」というイタイところを突くものまで、いろんな声をいただきました。ありがたいことです。やっと時間に余裕ができてきましたので、またボチボチと更新していきたいと思います。
実を言えば聴くことだけじゃなくて書くのもイヤなんだけど、でもこうやって書いてるところをみると、やっぱり根は好きということなんだろうな。

次号bsrの発売は来月25日です。よかったら立ち読みでも。

cds

※上の画像は本文とは何の関係もありません。

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Sep 10, 2005

蒐集ノート/8月(2)

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Fats Waller - Swingin' The Organ (RCA LPT-3040) [10"LP]

ファッツ・ウォーラーのLP、特に10インチ盤はほとんど見境なく買ってしまう私である。ダブリのことなんかいちいち気にしない。どうせもう何を買ってもダブっているんだし(笑)。
その昔、レコード・コレクターズの初期の頃にファッツのディスク・ガイドが3回に渡って掲載されたことがある。日本一のファッツ・ファンである椙山雄作氏の持つファッツのコレクションが何百枚と紹介されたのであるが、それはもう圧巻だった。1曲しか入っていないようなオムニバスまでもが蒐集対象なのである。そのすさまじさたるや、まさにファンの鑑、コレクターの鑑だった。
「だった」と過去形で書いたが、椙山氏は亡くなられたのだそうだ。ジャイヴ博士のドクター魚住から以前そのことを教えていただいたのだが、何でも魚住さん、氏亡き後のファッツ第一人者の座は自分が、というようなことを言っていた。で、そのときは黙っていたが、実は私もファッツ・ファンの末席を汚すくらいにはなりたいと日々努力しているというわけである。
さて、このレコードは前々から探していた1枚。タイトルから分かるとおりファッツのオルガンものを集めたアルバムで、ソロはなく、あくまでオルガン独特の哀愁味を帯びた音色とアンド・ヒズ・リズムとの絡みが中心となっている。中でもファッツのハモンドとアル・ケイシーのギターの応酬が聴きものの「ママシータ」が本盤の白眉。

V.A. - Backwoods Blues (Riverside RLP 1039) [10"LP]

以前、RCA"X"シリーズの蒐集報告みたいなものを書いていたが、今度はリヴァーサイドの10インチ盤でもやろうかなと思っている。そこでまず手始めにこの1枚を。
本盤に収められているのはボビー・グラント、バディ・ボーイ・ホーキンス、キング・ソロモン・ヒル、ビッグ・ビル・ジョンスンの4人。当時は素性のはっきりしていなかった(?)ブルースマンも収められているが、ご存じのとおりヒルはその後のリサーチにより正体が判明している。最近、ヒルの幻の1枚だったSPが発見され話題になったのはまだ記憶に新しいところ。
グラント、ホーキンスの二人もヒル同様、デルタ臭漂う深みのあるブルースを聴かせる。ミシシッピ・ブルース好きなら間違いなく唸る。グレート!
最後の一人、ビッグ・ビル・ジョンスンは言うまでもなくビッグ・ビル・ブルーンジーの変名。

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Sep 01, 2005

ワイルド・ジミー・スプルーイル

Wild Jimmy Spruill - Scratch 'n Twist (Night Train NTI CD 7150)

jimmy_spruill前回に引き続きギタリストを。ロイ・ゲインズも個人的には嬉しいリイシューだったが、今回はまさかの単独盤、ジミー・スプルーイルである。
スプルーイルはウィルバート・ハリスンの(というより、ビートルズがカバーしたと言った方が通りがいいか)「カンサス・シティ」でギターを弾いていたことで知られる。彼名義の録音としては、60年代にエンジョイ、ファイア、エヴァーラストといったところにシングルがあるが、量的にそれほど多くない。一部はPヴァインが既にCD化しているが、到底本人名義の録音だけでCD1枚というのは無理がある。そのため今回のCDはそれらの録音に加えてセッション・ギタリストとしてバックを付けたものも加えるといった編集内容。もちろん、本人名義の初CD化も含む。

今回初めて耳にする曲も多く、中にはヴォーカル・グループや女性シンガーのバックを付けているものもあるが、いずれも抑えたバッキングながら静かな自己主張が伝わってくるところがすごい。インストにおける個性的なソロはもちろんのこと、コードワークの鋭い斬り込み方がとにかくたまらん。グレート・ロッキン・インスト!

ナイト・トレインは相変わらずデータの不備が残念だが、音に関してはこのCD、かなりいい。

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