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Jan 13, 2006

Mellow Cats 'N' Kittens

今月は珍しく締め切りよりも早く脱稿。やれやれだ。いつもは締め切りギリギリなんだけど、ともかくこれでゆっくりと溜まりに溜まったCDを聴くことができる。
そういえば、以前メールで「次のbsrでは何をレヴューするんですか?」との質問を受けたことがあるのだけれど、やはりあれは書く人間がディスクを選定してると思われているのだろうか。
確かに著名なライターの方であれば、「今回はぜひこれを」とか言って自ら推薦するCDについて書かれるんだろうけど、それ以外(少なくとも私など)はいわゆる「あてがいぶち」なのである。
編集部での私のテリトリーは一応ジャンプ/ジャイヴ、戦前ブルース/ジャズ、それから女性シンガーということになっているようで、その手のCDが取り上げられる際に(必ずしもじゃないが)お話をいただくという寸法なのである。というわけで、今回も編集部がピックアップしたものです。今回は前回の反省に立って、わりと好意的に書いてます(笑)。発売は来月25日。本屋で見かけましたら立ち読みでも。

さて、こんな話を長々書いても面白くないだろうからこの辺で切り上げて、年末年始とよく聴いていたCDを1枚。

V.A. - More Mellow Cats 'N' Kittens (Ace CDCHD 1087)

catsnkittensおととしに出た第1集の続編となる。その第1集はbsrの2004年の年間ベスト3に挙げたのだけれど、個人的趣向はともかくジャンプ/ジャイヴ・ファンに広くウケた1枚ではないかと確信している。で、今回も前回同様、期待を裏切らない音源多数となっている。
まずは第1集に引き続きスリー・ビッツ・オブ・リズム、タイニー・ウェッブの収録が嬉しい。
そして今回の大収穫の一つがNoc-Tunes。ギターをメインに据えたロッキン・ジャンピンなコンボだが、さらにこのバンドはスティール・ギターが絡み、たまらん効果を上げている。
それからもう一つの目玉がキティ・スティーヴンスン(またはスティーヴンス)の初リイシュー4曲。彼女はその昔Pヴァインのチャンス・シリーズ(LP)の1枚に収録され、ライナーを書いていた日暮さんが絶賛していた。あか抜けないヴォーカルだが、それが却って場末の香り漂わせるといったシンガーだった。今回の4曲はすべてトッド・ローズ楽団のもの。どれも彼女のヴォーカルがうまくマッチして雰囲気のあるジャンプ・ナンバーとなっている。
しかしこれはぜひシリーズ化してまた続編を望みたいところ。

最後にご要望にお応えしてスキャットマン・クロザーズのLPを。
Mさん、これでいいっすか!

scatman_lps

Left: Rock 'N Roll With "Scatman" (Tops L1511)
Right: 4 A.M. (20th Fox 1009)

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Comments

スキャットマン・クロザーズのLPを見せていただきまして、ありがとうございました。左のレコード、本当にうらやましいです。それから右のレコードは初めて見るものですが、これもレア盤なのでしょうか。
ジャイヴのレコードはなかなか見つかりませんが、頑張って探したいと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。

Posted by: matsu | Jan 17, 2006 at 00:12

あ、そうッスね ジャイヴのレコードってめったに見かけませんネ、
やっぱ一度好きになったら 手放せなくなるんでしょうナ?
左のジャケは どこかの通販カタログで非常にイカガワシイ画像となっているの見ましたが
(買ってみよかな?)

でも買うなら やっぱ上の「モア・メロー・キャッツ・・・」の方が魅力的ですネ
ロッキン・ジャンピンにスティールギター?
(聴いてみたい!)って衝動にかられます、

あ、それから山崎陛下はbsrに書かれてる時はペンネームを使われておられるンでしょうか?(どうもワカリャン)のです。

Posted by: ドクター | Jan 17, 2006 at 00:52

> matsuさん

LP画像くらいはおやすいご用で。また何かリクエストなどあれば
遠慮なくどうぞ。
20thフォックス盤はレアなのかどうかはちょっと分かりません。
確かにトップス盤と比べるとあまり見ないような気もしますが。
とにかく健闘を祈ります。

> ドクターさん

Noc-Tunesは個性的でなかなかよいです。この"Mellow Cats~"は
第1集もよいので、興味がわきましたらチェックしてみてください。

bsrですが、ペンネームは使っておりません。そのまんまです。
実はペンネームを使えばよかったと、最近ちょっと後悔しております。
で、私が書いてるのはディスク・レヴューです。大層な記事は
書いておりませんので、目を皿のようにして探さないと
分かりませんよ(苦笑)。
今店頭に並んでいるやつ(No.67)ですとスキャットマン・クロザーズと
ブルー・ムーンのオムニバス盤が私です。あと「ベスト・アルバム
2005」に参加しております。
一つ前の号の女性シンガー特集では、ヘレン・ヒュームズを
担当しました。ちなみにT-42御大はベッシー・スミスを。
もし読まれましたら、フンと鼻で笑ってください。

Posted by: yama | Jan 17, 2006 at 16:36

ご無沙汰しております。
私もようやくRock 'N Roll With "Scatman"買うことが出来ました!(しかも1900円!!!)
あと、カリプソを少々。

ルイ・ジョーダンの「ジャック・ユア・デッド」にとても似ている曲がどーも気になります。
「アイ・ガット・リズム」の電撃スキャットも・・・いいですね。

Posted by: 佐藤 少年 | Jan 21, 2006 at 21:53

ルイ・ジョーダンの「ジャック・ユア・デッド」と似てるって、
そんなことやぶから棒に言われても…。(笑)
で、多分"The Gal Looks Good"のことだと思いますが、
ふ~む、確かに言われて聴いてみればよく似てますね。
でも意識的にそうしたのかどうかはまではちょっと
分かりませんねぇ。

しかし1900円て、そりゃキツイなぁ。

Posted by: yama | Jan 22, 2006 at 00:57

そうですかぁ・・・無謀な質問をすみません(笑)。
ジャケットもボロボロですし、ノイズもありましたが満足しています。

この『TOPS』レーベル、これとフージャ・ホット・ショッツ以外には
まだ良いのはあるのでしょうか?

Posted by: 佐藤 少年 | Jan 22, 2006 at 08:10

よいかどうかは別として、TOPS盤で他に何かと言われたら
個人的にはアール・スペンサーの"Concert In Jazz"ですね。
これはかなり昔、『ジャズ批評』で紹介されたことがあるのですが、
この盤にはギタリストのアーヴ・ギャリスンのギター・クインテット
による「ファイヴ・ギターズ・イン・フライト」というのが収録されて
いるということで、長年の探求盤の1枚となっております。
アーヴ・ギャリスンっていうのは、かつてオニックス盤で…。って長く
なるのでやめますが、実を言うとこの盤、最近手に入れました。
ま、そのうちお見せしますよ。うしし。

Posted by: yama | Jan 22, 2006 at 14:25

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