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Feb 04, 2006

日本のジャズ・ソング! バートン・クレーン

バートン・クレーン作品集 (Neach Records)

burton_craneまさに晴天のヘキレキ。元祖コミック・ジャズ・ソング、バートン・クレーンの単独盤の突然のリリースである。発売・販売がバートン・クレーン発行委員会か…。う~む、それにしてもインディーズとはいえ、よくぞリリースしてくれたもんだ。ほんの一部の好事家にしか需要なんかないだろうに。とにもかくにも快哉を叫ぶのみである。
初めてクレーンを知ったのは、仙台の佐々木健一さんからもらったオムニバス・カセットだった。「ニッポン娘さん」「おいおいのぶ子さん」「酒がのみたい」と、クレーンの唄は外国の唄におかしな日本語を乗せて歌う、いわば「替え歌」であるのだが、そのヘンな歌詞の可笑しさもさることながら、バックのサウンドが「ジャズ」という点がミソで、これはもうジャイヴそのもの。一聴して、これは居ても立ってもいられんぞといった感(何だ、それ)を強く持ったのである。

バートン・クレーンについて、ライナーからの引用を交えつつ簡単に説明すると、まず彼はプロのシンガーではない。彼は昭和初期、日本で発行されていた英字新聞の日本特派員記者であった。たまたまレコード会社の社長のいる宴席で、日本語混じりの珍妙な歌を歌ったところ、これが大いにウケてレコーディングの運びとなっということらしい。
素人くささの抜けない歌でありながら、クレーンの歌にはえも言われぬ味、ユーモアがある。それに歌詞である。クレーンの第一作にして最大のヒット曲「酒がのみたい」の歌詞のこの無思想さ加減。作詞はクレーンのほかに森岩雄も多く関わっているが、CDの解説によるとサトウハチローをして「この歌は歌そのものがすでに酔っ払ってゐるんである。ああ、俺もこんな酔っ払った歌が作りたいんである」と言わしめたという。

資料によるとクレーンは全部で33曲を吹き込んでおり、本CDはそのうち25曲を収録。そしてさらに立派な解説も付いている。
サトちゃん、やっぱ長生きしなくちゃ。

バートン・クレーンについてさらに詳しく知りたい方は以下を。
http://www.jah.ne.jp/~ishikawa/Burton.html
http://camp.ff.tku.ac.jp/YAMADA-KEN/Y-KEN/fulltext/02BC.html

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Comments

ベルゾナの件で書き込ませていただいたバートンです。
いやはや・・、全く知りませんでしたよ。彼の78rpmを8枚程持っているんですが若干集める気力無くしてしまった・・、のですが、今まで聞けなかった音源が耳にすることができるのは至福の喜びであります。あっちこっちで、彼の唄をまとまって聞けないのは怠慢以外何ものでもないと声を大にしていた私ですが、
やっとこさですね。ほんと、嬉しいです。

Posted by: バートン | Feb 04, 2006 at 22:02

バートンさんのバートンて、ひょっとして…。
私がこのリリースを知ったのは某CDショップからの新着盤の
案内メールでした。一瞬、目を疑いましたよ。
アマゾンでも扱っているようですが、当然限定盤でしょうから
より確実な方法で入手を。

それにしてもクレーンの78sを8枚持ってるって?!
またまた恐れ入りましたっ!

Posted by: yama | Feb 04, 2006 at 23:12

こんにちは!

な、なんか良くわかんないけど、
めちゃくちゃ面白そうですね、これ!
ジャケット写もイカしてる(笑)
こんな人がいたんですねぇ・・・。
おし、聞いてみよっと。

Posted by: ken-sann | Feb 05, 2006 at 12:34

まことにお恥ずかしいです。バートンのバートンはバートンからのものです。今日はCDを買いに行けなかったので収録曲をチェックしたのですが、ほぼ完璧ですね。欲を言えば彼のコロムビアの四枚目のリリースである「アルコール行進曲」も入れて欲しかったです。ナンセンス漫談とプリントされている通り、酔っぱらったクレーンが浅草の街を民謡を唄いつつ歩くという代物。おしゃべりがメインなのですが、それだけにクレーンの人間像に接近できると思う。この盤の終わりの方で(ウルトラいい心持ち!)なんて言ってるのだけど、ほんと、聞いてる僕までそんな気になってしまうようです。

Posted by: バートン | Feb 05, 2006 at 18:31

コメント書く前に発注メール送りました!
(飲んでます!太っ腹や)
素面じゃ買わないかも・・・しかし陛下がオモロイと仰られるなら
(間違い・・・・・ナイ!)

最近 僕の「日記」でモテモテ(こりゃ一般公開できない)、
女子学生や主婦のみなさまにコメントやメールを書かにゃならん
(ウシシシ あ、イソガシ)、

僕の「オカズ」は しばしのお待ちを・・・・・(あ、イソガシ)。

Posted by: ドクター | Feb 05, 2006 at 20:44

> ken-sannさん

そりゃもう! おもしろいっすよ!
バックを付けるコロムビア・ジャズ・バンドの演奏も
素晴らしっ!
もし聴かれたらまた感想などお聞かせください。

> バートンさん

やはり「バートン」はそうでしたか。入れ込みようが
伝わってきますよ。
買ってから1日1回聴いてます。
淡谷のり子との掛け合い小唄のしみじみとした
可笑しさが何とも。
幸せです、私。

> ドクターさん

あれれ、ドクターさんまで買われましたか。
ところで女子学生や主婦にメールやコメントって、
人生相談か何かを請け負ってるんすか?
どっかのオッサンみたいに十人も女性を囲って共同生活なんて
ことにならぬよう、ご注意を(いや本望か)。

ドクター殿のおかずが何かなんて、別にそんなに急がなくて
もいいです(笑)。

Posted by: yama | Feb 06, 2006 at 10:11

び、びっくり・・・です。
実は、年が明けてからのマイブームが三木トリローさんだったもんで、
これは聴かなきゃ!と喰いついてしまいました。
タイムリーなバートン・クレーン氏のCD発売だなんて、最近なんだか
引きが強い気がします。

Posted by: ろ~るぅに~ | Feb 06, 2006 at 16:36

三木鶏郎って、どうしてそういうもんが
マイブームになるかなぁ。ザ・ピーナッツ絡み?
それにしても相変わらず特殊路線突っ走ってますねぇ(笑)。

しかし、ろ~るぅに~さんにはクレーンはドンピシャですよ。
あ、でもカラオケはないと思うけど。

Posted by: yama | Feb 06, 2006 at 22:05

トリローさんとの出逢いは・・・今年の収穫物ベスト5にでも書こうかな(笑)
『特殊』・・・!なんて光栄な褒め言葉。嬉しいです(笑)
トリローさんの唄はアカペラでオッケーなんで、クレーンさんのも大丈夫かと・・・(照れ笑)
しかし昔の日本って無茶してたんですねぇ。
江利チエミのレコードでソーラン節唄うデルタ・リズム・ボーイしかり・・・いや、楽しいです♪

Posted by: ろ~るぅに~ | Feb 06, 2006 at 22:24

トリローをアカペラでって、何歌うんだろ…。
「田舎のバス」? それとも「ココナツ・ルンバ」とか。まさかな。

江利チエミとデルタ・リズム・ボーイズって、
そんなことまでよく知ってるなぁ。
さすが、魚さんの一番弟子! よっ、特殊!(笑)

Posted by: yama | Feb 06, 2006 at 23:40

デルタ・リズム・ボーイズで驚いちゃいけません。わたしは聴いたことないんですけど(聴かないほうがいいか?)、プラターズが岡林信康の『山谷ブルース』歌ってるレコードが存在するそうですから。ついでに、『ソーラン節』といえば、ステイプル・シンガーズのヴァージョン最高ですよ。あぁ、それにしてもバートン・クレーンのCDは入手する前から今年のベスト5確実か!ワケあって(笑)、次回からハンドル・ネームを変更します。

Posted by: T-42 | Feb 07, 2006 at 08:07

話はそっちの方へ行きますか。
デルタは来日した際、江利チエミとステージも共にしてるけど、
御大ならひょっとすると生で観てるな。
で、デルタとチエミの「ソーラン節」は聴いたことあるけど、
ステイプル・シンガーズのは聴いたことない…。
まだまだだなぁ、私も。

ハンドル変更! いよいよですねっ!(適当に言っただけ)

Posted by: yama | Feb 07, 2006 at 09:49

デルタ&チエミのステージを生で観たんじゃないかって?いいかげんにしなさい!わたしを幾つだと思ってるんですか、もう!(笑)

Posted by: razzmataz65 | Feb 07, 2006 at 10:07

私もステイプル・シンガーズは聴いたことありません。
いいなぁ、razzmataz65さん。ナマデルタを聴かれたなんて・・・(って違いましたね。失礼しました)
鶏郎さんは、なんといってもCMソングが秀逸で、インスタントコーヒーの唄なんて、もうびっくり仰天!
イントロで私はキャブキャロウェイかと思いました!
愛唱歌は、スタンダードに「僕は特急の機関士で」です。

Posted by: ろ~るぅに~ | Feb 07, 2006 at 11:55

> razzmataz65さん

ラズマタズ? バカ騒ぎ65? 「65」っていうのがよくわからん…。
65年生まれ…。なわけないし。
しかし何ともあやしげな感じがいいっす!

> ろ~るぅに~さん

ナマ・デルタくらいで羨ましがっちゃいけません。
razzmataz65さん(長いな、笑)はナマ・ミッジ、ナマ・マッカーサー、
何だって見てるんすから。

Posted by: yama | Feb 07, 2006 at 15:57

こりゃまいったなぁ~(苦笑)。ばれたら仕方ないっすね。玉音放送が懐かしいな。キミたちにはわからんだろうが、敵性音楽を隠れて聴く楽しみったらないよ。あのスリルをもう一度味わいたいな。きょうは書き込みばかりで仕事にならんわい。

Posted by: razzmataz65 | Feb 07, 2006 at 17:05

今日はホント、一日お疲れ様でした!
また昔の話を聞かせてください。

Posted by: yama | Feb 07, 2006 at 23:42

鶏郎さんとか鮎郎さんとか 僕にはサッパリわかりませんが・・・・・
やっぱサルマタ65御大は(スゴイ!)

昨日は大阪行って音源大量購入!帰宅すると・・・・・・。

Posted by: 2-sleepy | Feb 08, 2006 at 06:07

猿股65じゃないってば!ドクターさん。お手柔らかにお願いね。あんまり年寄りをからかうもんじゃありませんよ。
陛下、この度のご懐妊おめでとうございます。いろいろとお忙しいことと思いますが、BLOGの更新もよろしくお願いします。

Posted by: razzmataz65 | Feb 08, 2006 at 08:52

> 2-sleepyさん

「帰宅すると……。」って、思わず「続きを読む」を
探してしまいましたよ。ぜひとも続きを! よろしく。
ところで関西の中古レコード事情をよく知らないのですが、
エサ場となると京都よりも大阪の方がってことになるでしょうか? 

> sarumatazもとい、razzmataz65さん

サルマタ65も捨てがたいなぁ。この際、思い切って替えますか!
ま、他人事だから無責任に言うんだけど。

「ご懐妊」て、チッ逆襲か…。私、そんな元気はもうないの。
大体、飲んだらすぐ寝ちゃうし(苦笑)。

Posted by: yama | Feb 08, 2006 at 09:30

「続きを読む」?
あ、なにぶん最近チト忙しいモンで・・・・・
へっへへへへ・・・(完全なるスケベ笑い)

え、と中古市場ですが 京都はやっぱ(田舎)で、
クラブ系っちゅうんですかな?そういうのを扱う小さな店が多そうです
大阪 難波に近い日本橋界隈は結構中古市場が密集していて競争が激しそうです

店員にインタビューしたら やっぱジャズ系が一番売れてる(らしい)です
追伸 オッパイぽろりジャケ(ありまへん)でした(ザンネン!)。 

Posted by: 2-sleepy | Feb 08, 2006 at 22:57

オッパイぽろりって、そんなあからさまな言い方しないで
くださいよ。照れるじゃない(笑)。

で、ジャズが人気ですか。もちろんモダンでしょうけど。
最近ジャッキー・バイアードをよく聴いてますが、
バイアードと言えば、手に入れましたよ。
詳しくはまたいずれ。

Posted by: yama | Feb 09, 2006 at 08:55

京都でジャズのアナログ・レコードだったら、やっぱり『HOT STEP』さんでしょ!とくにクラシック・ジャズ~スウィング系はすごいですね。

Posted by: razzmataz65 | Feb 09, 2006 at 12:25

ジャズならハードバップっていうお店もありますね。利用したことは
ありませんが。あと京都ならブーツィーズもあるし、復活したという
噂のジャンク・ショップも。
でも私はホット・ディスクさえあればそれで満足だなぁ。いや、
別に何ももらってませんよ。けど、何か来るかな。

Posted by: yama | Feb 09, 2006 at 15:40

あ、そう そうですネェ ホット・ディスクさえあれば・・他店なんかカスみたいなモンです(汗)

しっかしサッスガ陛下!よくもまぁ こんな田舎の中古屋まで よくご存知で・・・・
「ハード・バップ」のオーナーは冗談が通じるオッサンですが (価格がひとケタ)違いますがナ
『HOT STEP』?(現存するみたいッスね)奥様に小遣いもらえたら行ってみます。

Posted by: 2-sleepy | Feb 10, 2006 at 02:04

ふ~ん、ハード・バップっちゅうお店は高いのですか。
しかし、私もドクター殿のようにたまには(乏しい)小遣い持って
エサ箱あさりがしたなぁ。最近はもうネット通販ばかりで…。
パソコンを捨てよ、町へ出よう。そしてレコ屋へ!

Posted by: yama | Feb 10, 2006 at 17:03

そうです、そうです 皇居の書斎にばっか居てはいけません(街には刺激もありますゾ)
「ハードバップ」は名前の通りの音源で原盤至上主義!(京都のケチは相手にせず 
東京辺りに通販するのが多いらしい)

偏屈おやじだが ジャズの話をすると喜ぶ(性格みたい)で、学生用だと言って
安いレコードも出してきてくれた(せっかくだから2枚ほど買った)聴いてない、

本日はサルマ~た大統領に℡しました(先日 大阪で小遣い使い果たした)っちゅうのに・・
(スケベ対策費用を充当しよう)今年の紅葉くらいまで音源は確保できたと思います
(消化でけへん)
それにしても 売り切れ(っちゅうのが多いです)。

Posted by: 2-sleepy | Feb 10, 2006 at 23:43

電話されましたか。さるまたの旦那、喜んだでしょう。
で、売り切れが多かった? はぁ、あそこは客筋が特殊で(笑)、
「こんなものが」と思うようなものが売り切れてたりするのですよ。
今回は私、注文品はすべて買えたので、ホッとしております。

しかし、紅葉の頃まで音源確保って、一体どんな買い方してるんですか!

Posted by: yama | Feb 11, 2006 at 00:38

あ、はい陛下が年末アップされたブツはキレイさっぱり在庫無し!
客筋が特殊?(変態)ナルホド しかしサルマ~タ大統領(先日は声しゃがれて無かったです)
僕みたいなアッホみたいなオッサンにも親切にアドバイスして下さいました
下町のインテリって感じですネ(ああいうのがアブナイかも)
買い方?(問題無し)聴き方に問題あるかもです なんせ気に入った1曲あれば一ヶ月(そればっか)。

Posted by: 2-sleepy | Feb 11, 2006 at 23:56

気に入った音源にあたるとしばらくはそればっかり、というのは
右に同じです。でもせいぜい2週間ほどですが。

アドバイス? 私にはそんな優しいことしてくれないなぁ。

Posted by: yama | Feb 13, 2006 at 00:13

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