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Apr 08, 2006

ハーフ・パイント・ジャクスンのレコード(3)

では早速続きを。

Half_pint_2

Remaining Titles 1927-1940 (Blues Documents BD-2049)

ドキュメントにはもう1枚あるのだが、あいにく持っていない。本盤は“Remaining Titles”のタイトルのとおり、未LP化曲を集めたものとなっている。もちろん、前回紹介のコレクターズ・アイテムズ盤とはダブらない。ドキュメント・レーベルのオーナー、ジョニー・パースはハーフ・パイントのリイシュー状況を調べた上で、他のLPとダブらないようこのアルバムの編集を行っているのである。
それにしても、この時代はコレクターの立場に立った良心的な編集が行われていたんだよなぁ。それがCD時代、特にここ数年はダブリもダビングも何のその。人の苦労を一瞬にして泡と化すJSPの情け容赦のない仕事ぶり。なんとかならんものか。しかも冗談のような安値で。実にけしからん、って私も結構買ってるけど。

Hound Head Henry and Frankie Jaxon - The Male Blues Vol.6 (Jazz Collector JEL 10) [EP]

先日razzmataz65御大にこのEP盤のことを尋ねられたときは「そんなもの知らない」と答えたのだけれど、その後がちゃこさんより“Male Blues Vol.6”ハウンド・ヘッド・ヘンリーとご教示いただいてピンときた。カウ・カウ・ダヴェンポート絡みか…そういえば…。で、それがこれ(笑)。
収録曲は「ブート・イット・ボーイ」と「マイ・ダディ・ロックス・ミー」の2曲。しかし二人ともよくこんなレコードのことまで知ってるよな。そりゃ持ってる方も持ってる方だけどさ。

オムニバスまでやりだすとキリがなくなりそうなので迷ったが、取りあえずパッと思い出す範囲でこの2枚。

Half_pint_compi1_1

V.A. - Big Band Rhythm (Collector's Must..! M-8001)

コレクターズ・マストという脅迫じみたレーベル名のこの1枚は、ジャイヴ・ファンにはわりとお馴染みのものだろう。ハーフ・パイントはホット・ショッツの4曲を収録。他にドン・レッドマン、R.M.ジョーンズといったところが収められている。

Red Allen & The Blues Singers Vol.II (Jazz Archives JA-47)

ヘンリー・レッド・アレンがブルース・シンガーのバックを付けたものを集めたアルバムで、ハーフ・パイント絡みが3曲入っている。40年録音。メンバーはほかにフェス・ウィリアムス(cl)、リル・アームストロング(p)ら。

手持ちのハーフ・パイントのレコードは以上だが、最後に一応CDを。

Half_pint_cd

Vol.1 1926-1929 (Document DOCD-5258)
Vol.2 1929-1937 (Document DOCD-5259)
Vol.3 1937-1940 (Document DOCD-5260)

ちまちまとアナログ盤を出してはみたが、結局のところ内容的にはこのドキュメントの全集にとどめを刺す。全3集69曲。完璧。ただ残念なことに現在入手可能なのはVol.1のみで、Vol.2/3は廃盤状態のようだ。

さて、というわけで「あれはどうした」「このオムニバスにも入ってるぞ」の声もありましょうが、ひとまずこれにて終了いたします。それでは。

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Comments

で、デカい(陛下のキーボード) ンで 頑丈そう
(イメージに合わない)
み、みなさぁ~ん(小声)ビビってンですか?
(んな 事ぁ無いですよネ)
僕だけか・・・・・・・・・・・・・・・・。

Posted by: ドクター | Apr 08, 2006 at 21:19

ジャクスン記事の一筆目のあとレコード棚(といっても本棚です。本は床にジェンガ状態。)を探したら一枚だけありました。
それがここに載っていないので、それかも。リミテッド・エディションって書いてありました。販売戦略でしょうか。

それにしてもEP盤は凄いですね。見たとき無いです。羨ましい!

このシリーズも終わりですか。とても楽しませて頂きました。でも大変疲れたことでしょう(笑い)。


Posted by: Hokum Goodman | Apr 08, 2006 at 22:43


いや〜お疲れさまでございました
とってもべんきょになりました
次回は
 フライライトレコードの全貌
などはいかがでしょう?

Posted by: がちゃこ | Apr 08, 2006 at 22:57

> ドクターさん

こんな話にまでコメントいただいて、恐縮です。
で、キーボードですね。はい、この間パソコン・ショップに行ってみたら
最近のキーボードのあまりのコンパクトさ、しかもおしゃれなのに
驚きました。
確かに私のはどうだ!と言わんばかりにデカくて場所は取りますが、
実にストロングな男らしいキーボードではないかと気に入っております。

> Hokum Goodmanさん

Document DLP-560です。
書くこと自体はそれほどでもないんですが、結構メールで
つつかれてまして。それがちょっと(苦笑)。

> がちゃこさん

そんないつ終わるとも分からないようなことできませんよ!
がちゃこさんこそ、またウルトラ・レアなやつを
見せてください。よろしくお願いします。

Posted by: yama | Apr 09, 2006 at 00:24

yamaさま!
ハーフ・パイント氏の感動巨編、お疲れさまでした。
完結の第三段は涙でにじんで・・・
なかなか読み進むことができませんでした。
手持ちのLP、CDを引っ張り出して聴き直すとき
yamaさんの力量の大きさに改めて感じ入る次第です。
私もとても勉強になりました。
またお願いしますね~

Posted by: ろ~るぅに~ | Apr 09, 2006 at 13:38

またまたそんなこと言っちゃって。
で、またお願いって、ま、またすか…。

Posted by: yama | Apr 09, 2006 at 19:15

いま、レコード番号をみたらDLP-560でした。
あと3枚かぁ、はたして流通してるのでしょうか。

あと、やっとミュージックラフトのハリー・ギブスン買いました。
カリプソと交互に聴いております。

Posted by: Hokum Goodman | Apr 10, 2006 at 22:25

コレクターズ・アイテムズ盤はそんなに手に入れづらいという
ものではないと思いますよ。ノアレコさんあたりにお願いしておけば
探してくれるのでは?
どちらかというとドキュメントのCDの方が難しいかと。
再プレスでもされれば別ですが、中古市場は圧倒的に
アナログ盤の方が成熟しておりますね。

Posted by: yama | Apr 11, 2006 at 09:11

はじめまして! 突然で申し訳ありません。当方アコースティックギターが好きな万年ギターキッズです! 今は主にギター製作を楽しんでいます。ギター製作に疲れた時はバーボン片手にスローブルースを弾り、戦前ブルースも聴きながら哀愁と郷愁に浸る・・・こんな感じでフリータイムを楽しんでいます。時々遊びに寄らせて頂きます。今後共どうか宜しくお願いします! ギター製作に興味がある方は当サイトにも一度遊びに来て下さい!


アコースティックギター製作Club
(Acoustic Guitar Making *Club in Japan)
http://woodyblues.com

Posted by: woodyblues | Apr 15, 2006 at 22:08

ギターを作るのが生業でなくて、趣味ですか?!
ギター・ファン、究極の形ですね。恐れ入りました。
ギターの話題はあまりありませんが、今後とも
どうぞごヒイキによろしくお願いします。

Posted by: yama | Apr 16, 2006 at 10:34

薀蓄のある深~いネタ、頭が下がります。
良い音楽の紹介、これからも宜しく!

Posted by: woodyblues | Apr 16, 2006 at 20:28

ウンチク? いえいえ、誰も知らないのをいいことに
適当なことを書いてるだけですから。
時々突っ込まれてあたふたしております。

Posted by: yama | Apr 16, 2006 at 23:33

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