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Sep 23, 2006

備忘メモ(続き)

前回の話の続き。と言っても既にネタがバレちゃってるけど。

V.A. - The 30s Girls (Timeless CBC1026)

30sgirls

このCD、確か魚住さんも昔どこかで推薦していたと思ったけど、さすがジャイヴ小僧の魚さんが薦めるだけあってマニアックではあるけれど女性小唄系シンガーのいいところを拾い集めた、なかなか好き者ウケする内容の1枚となっている。収録アーティストはアルバータ・ハンター、アイヴィ・アンダースンと著名(?)シンガーの名前もあるにはあるが、無名シンガーが多く、この並びの中にあってはモネッティ・ムーアがメジャーに思えてくるほどである。
で、問題のロゼッタ・クロフォードだが、もちろん4曲すべて収録。エイス・オブ・ハーツ盤にも収録されている“My Man Jumpud Salty”もいいけど、“Stop It Joe”がもうお父さん! しつこいか。ジャイヴ・ファンは聴かなきゃ損だな、これは。
他の収録アーティストではアマンダ・ランドルフがなかなか得難い味を持っていて、本盤収穫の一人。あとモネッティ・ムーアは小唄ファンなら必聴クラス。未体験の方はぜひ。ファッツ・ワーラーのピアノ付きもあり。
最後にアイヴィ・アンダースン。もう説明無用のこととは思うが、私のフェイヴァリットなので一応一言。収録曲は“The Old Plantation”と“All God's Chillun Got Rhythm”の感動の2曲。バック・バンドのボーイズ・フロム・ディキシーもため息が出るほどの良さ。あ、このバンドの中身はもちろんエリントン・コンボね。

次回はリクエストにお応えして、久しぶりにRCA"X"シリーズを。

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Sep 21, 2006

備忘メモ

8月20日のエントリー「ジョニー・テンプルのレコード」でこれ見よがしにエイス・オブ・ハーツの“Out Came The Blues”を取り上げた。オリジナル・イシューのデッカ盤じゃなかったのがちょっとあれだったが、いやなに、エイス・オブ・ハーツ盤を集めているのだと言えば、それなりの説得力も沸いてくるもんだ。
ま、そんなことはともかく、その際久しぶりにそのエイス・オブ・ハーツ盤を聴き返してみたところ、「おや!」といった感じで耳を引いたのがロゼッタ・クロフォードだった。もちろん初めて聴いたわけではないのだが(でも記憶からは完全に飛んでいた)、けっこう新鮮に響いたのでちょっと書き留めておくかと思った次第。

ロゼッタ・クロフォードは私好みの小唄系シンガーだが、それにも増して興味を引いたのがバックのサウンドだった。滋味にあふれ、手練れ感も満々。これぞ歌伴といった趣である。録音データを見てみると、まずバンド名がヘップ・キャッツ。もう名前からしてジャイヴ臭ぷんぷんである。メンバーがまた豪華で、ジェイムス・P・ジョンスン、トミー・ラドニア、メズ・メズロウ、そしてテディ・バンという顔ぶれ。と、ここでこのメンバーを見てピンときたあなた、さすがオールド・ジャズ通! 彼女の録音は1939年2月に行われているのだが、彼らはその前年の38年暮れにフランスのジャズ評論家、ユーグ・パナシェ監修のもと、歴史的レコーディングを行っているのである。もうお分かりのことと思うが、世に言う「パナシェ・セッション」である。しかし今回の話には関係ない。

さて、このエイス・オブ・ハーツ盤には彼女の録音はわずか1曲しか収録されていない。しかし多分ほかにもあるだろうとブライアン・ラストの『JAZZ RECORDS』を見てみると、「お~、あったあった!」このメンバーによる39年録音は全部で4曲。早速レコード棚を探索する。まずはジェイムス・P・ジョンスンから。私、ジェイムス・Pは結構持ってる(と思っている)ので、どれかに入ってるだろうと思ったのだが、あにはからんや。ない。しかし気を取り直して今度はトミー・ラドニアを。すると伊キング・オブ・ジャズ盤の2枚組LPに4曲とも収録されているのを発見! 買わずに済んだ。やれやれであった。
ところで最近アナログ盤を取り上げることが多くて、CDだとどれで聴けるのかといった問い合わせをいただくことがある。そこで今回はCDを紹介しておく(「紹介しておく」なんて簡単に言ってるけど、探し出すのに結構苦労した)。他にも聴けるものがあるのかもしれないが、私の手元にあるのはこれ。と続きを書こうと思ったけど、長くなるのでCDの話は次回へ。

Tommy_ladnier

The Warm And Tender Soul Of Tommy Ladnier (King Of Jazz NJL-18017/8)

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Sep 14, 2006

見目麗し

Chihiro_peyroux

どうすか、これ。和モノと洋モノ、どっちが好きか? とそういう話ではない。山中千尋マデリン・ペルーの新譜が時を同じくして出たのですよ、お父さん。
だけど私、今bsrの原稿を書いてる(というか考えている)最中で、現在頭はそのことでいっぱいいっぱい、他のCDは聴きたくても聴けない状況なのだ。難儀な人間なのである、私って。というわけで、さてと、また原稿に取りかかるか。

山中千尋のCDだけど、初回限定盤のみDVDが付いてます、お父さん。

山中千尋 - ラッハ・ドッホ・マール (Verve)
Madeleine Peyroux - Half the Perfect World (Rounder)

ちなみに以前書いた記事はこちら。
Madeleine Peyroux
山中千尋

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Sep 07, 2006

ん?怖~い話ぃ?

Junior_wells_1

だから稲川淳二じゃないってば。

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Sep 03, 2006

ブルース・オムニバス~Brunswick

Brunswick_omnibus

ジョニー・テンプル、ジミー・ゴードンのレコードのところでブランズウィックのEP盤を出したのだが、それについて先日がちゃこさんからいただいたコメントに返事を書きながら、そういえば同レーベルに12インチLPのブルース・オムニバスがあったことを思い出した。というわけで、今回はそれを。

The Best Of This Is The Blues (Brunswick 87521)

先に紹介したEP盤はデッカ原盤を使った全10枚からなるブルース・シリーズからのもので、その内容はライトニン・ホプキンスに始まりロニー・ジョンスン、ルーズヴェルト・サイクス、カウ・カウ・ダヴェンポート、ピーティ・ウィートストローといった著名なブルースマンが並ぶ一方、ロゼッタ・ハワード、オリー・シェパードといった一般的(?)にはほとんど馴染みのない女性シンガーが交じるという、ちょっと不可解さの残るラインナップだった。
で、このEP盤からそれぞれ1曲のみを選曲し12インチLPにしたのが左のレコード。ただやはり1アーティスト1曲(ピーティのみ2曲)というのは消化不良になりがちで、私は持ってるだけでほとんど聴いていない。ジャケットの表と裏に本LPの元ともなっているEP盤ジャケットをすべて並べている。

Bad Luck Blues (Brunswick 87504)

これはもう見てのとおり、ジャケットがすべてという1枚。一応、収録アーティストを列記しておくとロニー・ジョンスン、ジョー・ターナー、スリーピー・ジョン・エスティス、カズン・ジョー、ココモ・アーノルド、レッド・ネルスン、セシル・ギャント、ライトニン・ホプキンス、レム・ジョンスン、ピーティ・ウィートストロー。
ココモ・アーノルドはほんのちょっと出てくると一段とその良さがきわだつんだよなあ。

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