« New York Jazz | Main | Soft Moods »

Nov 19, 2006

Sunshine Special Again

Sunshine_special

先日、ちっちー御大が自身のブログで英フロッグの『サンシャイン・スペシャル』を取り上げておられましたが、その文末で私の拙文をご紹介いただきまして。実に恐縮です。
で、その冒頭触れていた同タイトルのVJM盤(LP)、私もレヴューを書く際の参考に……しなかった。そこが私のまだ未熟なところなんだなあ。まあもっとも紙数の制限上、そこまではってところもあるんだけど。

ここで話がちょっと変わるが、今月初め日本を代表するジャグバンド、マッドワーズのライヴを観た。隣町で行われた行楽祭の呼び物のひとつであったわけだが、しかしこんな田舎町で彼らが「呼び物」として成立するほどの認知度があるのか。かなりあやしいところではある。そして、そんないぶかしむ思いは的中した。客はそこそこいる。が、昼間の野外ライヴということもあってか、子供連れ家族からヒマを持て余しているといった老人まで、見るからにほとんどが「行楽ついで」。共通する想いは「ジャグ・バンドって何?」だ。
と、そんなことは別にどうでもいい。初めて観る彼らのライヴの実に愉快なこと。なんと手品まで飛び出して老若男女問わずの大盛り上がり大会。かつてのメディシン・ショーもかくやという光景だった。
ブルースでもジャグ・バンドでも日本人が演るとなると、とかくシリアスな方向に向かいがちだが、少なくともライヴはこうでなくてはいけない。そして反対に聴く側である普段の自分はと考えてみるに、ジャグ/ウォッシュボード・バンドのレコードをややもすると腕組みして聴いていたりするけれど、これも改めなければならない姿勢であるな。

さて、話は戻ってVJM盤。私も引っ張り出して聴いてみたところ、フロッグ盤には未収録のルイヴィル・ジャグ・バンドがことのほかよかった。というのも、これは聴き方が変わったからなのだ。ジャグ・バンドは頭で聴いてはいけない。ひたすら愉しむ、これである。

フロッグのCDにはVJMのLPには収録されていないリリアン・グリンが追加された格好にはなっているが、VJMにはグリンの単独盤が別にある。参考まで。

画像左より
Lillian Glinn (VJM VLP31)
V.A. - Sunshine Special (VJM VLP39)

|

« New York Jazz | Main | Soft Moods »

Comments

ウソだとお思いでしょうが ワタクシめも腕組して聴いてたンですが
(短期間で終了って言うか諦め・・・)
だから(ご存知のように)何にも考えてません(笑)
でもネ(ご存知のように)ロマンチストだからなぁ僕ぁ
(すぐにロマンに流されてしまう)
今後この辺を反省材料として中途半端なバラードでは泣かない体質作り
を心掛けたいと思います。

Posted by: ドクター | Nov 19, 2006 at 16:35

ぼくもドクター殿もつい「お勉強」してしまうタイプなんですな。
あ、それとロマンティストって点も一緒です。

Posted by: yama | Nov 19, 2006 at 18:45

「頭で聴いてはいけない。ひたすら愉しむ」
これ、よぉく分かります。
どんな楽曲でも、結局はソコなんですよね。
へたに楽器なんぞをやっていると、どーしても余計な聴き方しちゃう事も多くなります。
やっぱ「音楽」、音を楽しむってことですよね♪

Posted by: ken-sann | Nov 20, 2006 at 00:02

なるほど、楽器が気になって心安らかに楽しめないと。
その点でしたらジャグ/ウォッシュボード系バンドはおすすめです。
まさか「ジャグのこの下唇の使い方は…う~む…」とか
「ウォッシュボードのこの部分の2拍3連の掻き技がすごい」なんて
ことはないでしょうからねぇ。

Posted by: yama | Nov 20, 2006 at 09:00


 あ あ あ
 そんなことはないですよ
 昔 よくいろんなジャグの音を聴き比べて
  うーむ Dixieland Jug Blowersのジャグはさすがにチューバっぽい
 やら
  うほほ Gus Cannonのジャグは「唸り」やね これは
 やら
  Memphis Jug Bandのジャグは
  Charlie PorkよりJab Jonesのほうがエエな うん
 やら
 鏡で下唇の形状を確認しつつ
 コカコーラのシロップのジャグで練習を重ねましたから

Posted by: がちゃこ | Nov 22, 2006 at 21:50

あ あ あ
そ、そんなマニアアックな聴き方が…。
い、いや、それはいけません。
そんな聴き方をしてもガス・キャノンは喜びませんぞ。
Dixieland Jug Blowers、いいなぁ。
Gus Cannon、タマラン。
Memphis Jug Band、最高!
これです。

まあしかし、マニアはどのジャンルにもいるんだなぁ。
え? おまえもその一人だ、って?
返す言葉もございません。

============
たった今、bsr編集部よりロバート・ロックウッド・ジュニアの
訃報を知らせるメールが。91歳だったとのこと。

Posted by: yama | Nov 22, 2006 at 23:34

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/67458/12742528

Listed below are links to weblogs that reference Sunshine Special Again:

« New York Jazz | Main | Soft Moods »