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Dec 01, 2006

Fess Williams / Smokey Wood

肌で感じております、“格差”。レコードなんて、もう今までみたいに買えない。CDだけで精一杯。いや、そのCDだって買おうか買うまいか、悩み抜いたあげく意を決して買っているのである。ま、その分、今まで溜まりに溜まった未聴盤が聴けるわけだけど。ケガの巧妙ってやつですか。とほほ。
そんな厳しい財政状況の中、先月(11月)は久しぶりにレコードを買った。その中から収穫と言える2枚を。

Fess_and_smokey

Fess Williams & His Royal Flash Orchestra (Ristic 30) [10"]
ホームページでも取り上げておりますとおり、フェス・ウィリアムスはウィルトン・クロウリー、ジョージ・マクレノンと並んで私の大好きなゲテクラ・プレイヤーの一人だけれど、こんなレコードがあるとは知らなかった。
リスティックはジョンR.T.デイヴィスの道楽的レーベルで、どれも入手難、なかなかお目にかかることができず一体どんなものが出ていたのかもさっぱりつかめなかった。まさかフェスがあったとは。しかし、よくよく考えてみれば、R.T.デイヴィスはレトリーヴァルでフェスのマスタリングを手掛けているわけだし、「まるで予想だにしない1枚」と言えるほどのものではない。ま、このレコードを手にできたからこそ言えるわけだが。
それにしても、このジャケットのイラストは何なんだ。

Smokey Wood - The Houston Hipster (Rambler 107)
こんなことなら手放さなければよかったな。今さら言っても仕方ないけど。もらった酒も飲んじゃったし。
今はもう手元にないそのハートマンズ・ハートブレイカーズとこれを2イン1にしたCDが出ていたが(現在は廃盤)、こうなるとLPも両方揃えたいと願うのがレコード・コレクターってもんだ。あ~あ、手放さなければ揃っていたのに…。また探すか。
ハートブレイカーズは安かったが、これはそれほど安くはなかった。ウェスタン・スウィングのレコードのことはよく分からないが、こっちの方が内容/レア度ともに上ということかもしれない。スモーキー・ウッドはピアノ兼ヴォーカリストで、その歌い口からファッツ・ウォーラーの影響がかなり強く感じられる。バンド・サウンドもファッツのアンド・ヒズ・リズムを少々田舎臭くした感じだ。CDでけっこう聴いてはいたけど、改めて聴いてみて内容の良さを再確認した。かなりいいな。しかもCDには未収録のものが含まれているし。
というわけで、どんなに乞われようとこれは断じて譲れません(笑)。悪しからず。

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Comments

リスティックとは懐かしい。といってもリアルタイムで知ってたわけじゃないですよ!(笑)
もう何十年も前に作ったリスティックの番号順リストが手元にありますが、わたしが確認しただけでも50枚も出てます。
同系列のレーベルにAudubonというのがあり、こちらも10インチで20枚以上でたたようです。
英国のこの手のレーベルは多くが99枚限定だったようです。なぜ99枚かというと、99枚までは課税されなかったからだそうです。
このリストというのは大学ノートに書いたもので、当時欲しかったレコードなんかも書いてあります。

Posted by: t-42 | Dec 01, 2006 at 15:47

「リアルタイムで知ってたわけじゃない」って、そんな見えすいたウソは
置いといて(笑)。
御大がヨーロッパのコレクター・レーベルの自家製リスティングを
持っているという話は以前魚ちゃんから聞いておりました。
だからきっと御大なら知っているだろうなぁなんて思いながら
これを書いたのですが、あ~やっぱり。これで何だか胸のつかえが…。

実はリスティック盤がまとめて出ているのを見つけまして、
それでその中から1枚(他には食指が動くものがなかった)、
このフェスを買ったというわけです。
Audubonも何枚かありました。買わなかったけど。

Posted by: yama | Dec 01, 2006 at 18:55

Audubon一枚持っています。
Audubonのレコード番号は数字じゃなくて、アルファベットなんですね。
Eva Taylor & Her Anglo-American Boy-Friendsというのを持っていますが、レコード番号はAANです。これはSP時代の復刻ではなく、1967年に録音されたビックス・スタイルを追及しているディック・サダホールターのライブ盤です。もちろん、R.T.デイヴィスも参加しています。

LPは止めたのですが、このシリーズは欲しいですねぇ。

Posted by: 瀬谷 | Dec 01, 2006 at 21:26

お久しぶりです!
しかしさすが瀬谷さん、SPに限らずLPもマニアックなものをお持ちで。

確か「Bateau Chinois」というレーベルもRisticと同じ系列に属する
のではないかと思うのですが、t-42御大に確認しないとちょっと
定かではありません。
この三つのレーベルは、同じものがRisticで出ていたり、Audubonで
出てたり、あるいはBateau Chinoisで出てたりと実に複雑怪奇。
ま、適当にやっていたってところかもしれませんが。
瀬谷さんが1枚持ってるということでしたら、今度また見つけたら…っと、
そんな余裕はないんだった。

Posted by: yama | Dec 01, 2006 at 22:25

余裕が無いオトコNO-1ですゥ~!(娘の授業料見て腰抜かしました)
未聴盤が存在する・・・・・(ソレが余裕ですゾ)
それはそうと以前梅雨時期のレコード管理の事仰ってられましたが
この時期加湿器には要注意でっせェ~!去年は1枚(ヒッドイ事になりました)みなさん大丈夫そうですが僕の場合温室育ちなもんで・・・・。

Posted by: ドクター | Dec 02, 2006 at 09:25

加湿器? もちろん、そんな心配は無用です。
冬になると吐く息が白くなる私の部屋、音楽を聴くときは首にマフラー、
頭には毛糸の帽子、そして綿が目いっぱいつまった半てんと完全装備で
臨んでおります。
というわけで冬は冬で厳しい状況ですが、レコードのカビの心配を
しなくていい分、夏よりマシかなぁと。

Posted by: yama | Dec 02, 2006 at 11:45

ぐむむ・・・(笑
納得です。
たしかに、こちらの方が内容は上ですよね。


でも、もしもう一枚見つかったらお声がけを・・・。
何卒、よろしくお願い致します。

Posted by: chicekn reel stomp | Dec 04, 2006 at 22:24

欲しいレコードなんて、ずっと念じ続けていれば大抵いつかは
手に入るもんですよ。何年かかるかは分からないけど。

チキンさんこそハートマンズ・ハートブレイカーズ見つけたら
教えてください(笑)。よろしく。

chicekn←chicken?

Posted by: yama | Dec 05, 2006 at 08:53

こんばんは~、先日はゲストブックへの情報、ありがとうございました。今日(というか昨日)はSPを聴く会だったんですが、タイムリーなことに、kansas city stompers の#Sensation(TEMPO) をSPで聴くことが出来ました!!なんか、あまりにもタイムリーだったんで嬉しくて、思わず自慢しに来ちゃいました(^^)ちなみにロリーニ・トリオの「パヴァーヌ」も。嬉しすぎました・・・。

Posted by: A.K | Dec 08, 2006 at 02:11

おぉ! ジミー・バートランド! やはりレコードもそうですが、
それを欲する気持ちが強い人のところへ引き寄せられるもんなんで
しょうねぇ(何だか言ってることが宗教がかってるな)。
ま、ひょっとしたら単に掲示板がチェックされていただけかも
しれないけど(笑)。
ロニーニ・トリオというと当然ヴァイブですね。ギターは
フランク・ヴィクター!
自慢されっぱなしじゃ悔しいので、今度ロリーニ・トリオの
LPでも見せようかな。

Posted by: yama | Dec 08, 2006 at 09:27

掲示板チェックはしてなかったみたいで本当に偶然だったみたい。びびりますねえ。「パヴァーヌ」はバイブとチャイムでした。レッドホットジャズでも聴けない音源なので嬉しかった。ちなみに裏には「ムーングロウ」が入っていたそうですが、こちらは状態悪く再生が難しかったようです。
yamaさんのLP自慢も楽しみにしております(^^)。むふふ。

Posted by: A.K | Dec 08, 2006 at 21:37

はいはい、LPですね。自慢できるほどのものではないかもしれない
けど(やや弱気)、機会を見て出しますよ。
で、ロリーニはCDもあれからいろいろ出てまして、そっちも
まとめて出そうかとも思うんだけど…書くのがめんどくさくて(笑)。
ま、そのうちに!

Posted by: yama | Dec 09, 2006 at 08:24

そ、そんなぁ、、、!面倒くさがらずに是非にぃぃ。「あれからいろいろ出てまして」なんて言われると、眠れないじゃないですかぁ。
ま、そのうち是非に!!(廃盤にならないうちに・・・^^;)

Posted by: A.K | Dec 10, 2006 at 00:35

ロリーニ~ヴァイヴ~マリンバ、という繋がりで
こういうのは如何でしょうか?
http://www.youtube.com/watch?v=DANkec2NY4w
これはなかなか面白いです。

Posted by: t-42 | Dec 10, 2006 at 13:28

> A.Kさん

わかりました。廃盤になるまでには必ずや!
ですから、安心して寝てください。

> t-42さん

こりゃまた何の悩みもありませんといったふうの陽気な演奏で(笑)。
しかしこんなの初めて観たなぁ。
じゃあ私が王道を。
http://www.youtube.com/watch?v=jjmrxdU2uOg

Posted by: yama | Dec 10, 2006 at 15:42

ええ加減くどいかと思いつつ・・・
http://www.youtube.com/watch?v=espLhaY-bK4

Posted by: A.K | Dec 11, 2006 at 01:15

そんなこと気にせず遠慮なくどうぞ。
で、これは観たことありますが、でもロリーニ・トリオの
映像って珍しいですよね。

ヴァイブだけど。
http://www.youtube.com/watch?v=k2p7uNGlo1E

Posted by: yama | Dec 11, 2006 at 09:15

YOUTUBE、万歳ですね。ちなみにt-42さんが貼っていたアンサンブル映像、完全に左右反転していて、ザイロフォン&マリンバの鍵盤、左側に高音が来ていてプレイヤー的に見るとかなりギョッとしましたが。あんな楽器、弾けん・・・ど~でもいいですね。楽しい映像でした。

Posted by: A.K | Dec 11, 2006 at 09:27

あ、ホントだ! さすが、見てるところが違うなぁ。
私なんかベースのあまりの陽気さにただただ感心するばかりで。

Posted by: yama | Dec 11, 2006 at 16:55

おっしゃるとおり念じていたところ、
本日入手することができました♪

「HARTMAN'S…」見つけたらご連絡させていただきます。

いや~、ジャケ・内容ともに最高ですね!

Posted by: chicken_reel_stomp | Dec 16, 2006 at 16:13

よかったねぇ!と言うべきか。
それとも、チクショ~!か。
あ、小梅太夫のギャグじゃないので。

Posted by: yama | Dec 17, 2006 at 11:21

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