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Apr 01, 2007

ジャグ・バンドのレコード (5)

Smjb

早くもネタ切れの感も強い「ジャグ・バンドのレコード」ですが、いや別にもうレコードがないというわけではない。わざわざ取り上げるからにはちょっと珍しめのものを、なんていうケチな見栄を張ろうとして自分で勝手に苦しんでいるというだけのことで。
で、前にキャノンズ・ジャグ・ストンパーズを取り上げたので、そろそろここは定石としてジャグ・バンドのもう一つの雄であるメンフィス・ジャグ・バンドがくるところなのだが、でも今さらヤズーの2枚組ってのもなあ、かといってコレクターズ・クラシックス盤はジャケが地味だし…などと逡巡していたところ、ひらめいた。サウス・メンフィス・ジャグ・バンドである。うむ、このちょっと変化球っぽいところが当ブログらしくていいではないかとひとり悦に入ってるわけだけど、どうでもいいか、そんなことは。

メンフィス・ジャグ・バンドほどではないにせよ、このサウス・メンフィス・ジャグ・バンドもメンバーは流動的であったが、メインと言えるのがリーダー格のジャック・ケリー(g/vo)、そしてウィル・バッツ(vn/vo)、ダン・セイン(g)という名うての3人。あとほかにメンフィス・ミニーの3番目の亭主として知られるリル・サン・ジョーが加わったトラックもある。
肝心のジャグだが、いるにはいるが、このバンドはジャグがいてもいなくてもあまり関係がないというか、ジャグはどうでもいいというか。一聴、普通の(平凡という意味ではない)戦前ブルースで、ジャグ・バンドとしての様式美をほとんど持たないのがこのバンドの特徴と言える。実際、ジャグなしの録音も多いし。聴きどころは一にも二にも南部テイストの濃いジャック・ケリーの歌とギターにある。またフランク・ストークスとのビール・ストリート・シークスのコンビで知られるダン・セインとの絡みもなかなかよい。

サウス・メンフィス・ジャグ・バンドはオリジンのオムニバスでも数曲聴けるが、単独盤はフライライトのこの1枚のみ。なおドキュメントのCD(BDCD-6005)は長らく廃盤となっていたが、最近再プレスされている。

South Memphis Jug Band (Flyright LP 113)

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Comments

たま~に国内のCD見てますけど この手のCD(めちゃ高いっす)
で、御大トコロを見ると「ジュグ」?ってのは どう理解したらいいンでしょ?
録音は何年くらいでしょうか?ジャケの60年代風アメリカンなクルマは
年代とは関係ないンですか?

Posted by: ドクター | Apr 02, 2007 at 04:53

ジュグ?? 何のことかと思ってカタログのぞいたらなるほど、
メンフィス“ジュグ”バンドになってますね。
ただのタイプミスですよ。多分次回は直ってるはず。

このテのCDが高いっていうのはちょっとよく分かりませんが、
御大のところでは普通の値段で買えるかと。それとも何か特定の
もの(国内盤?)があるんですかね。
サウス・メンフィス・ジャグ・バンド(ジャック・ケリー)の
ドキュメント盤CDはアマゾンでは再プレスされたことを知らずか
中古にありえない値段をつけてますが、これも御大のところでは
適正価格で載っておりますし。
ただご存知かとは思いますが、ドキュメントの再プレス分は
CD-Rになっておりますです。

録音は30年代なのでジャケット写真は関係ございません。

Posted by: yama | Apr 02, 2007 at 09:52

(僕みたいに純な人間は すぐ何でも信じてしまいますから・・・・)あ、そうかタイプ・ミスでしたか「JUG」だから「ジュグ」になったワケかな?
海外生活長いとこういうミスを犯してしまうと・・・・単にええカッコしたかっただけかもしれませんネ?
それならいいけど安もんのサケ飲み過ぎで機能障害でも起こしてられるンじゃないかチト心配・・・・・あ、大丈夫みたいッスぅ~♪
(ただいまご本人から個人的に)お叱り苦情メール頂きましタ!
(本日早起きした為 ビールがめっちゃ効いております)。

Posted by: ドクター | Apr 02, 2007 at 17:23


 ひところ
 もうムキになってJug Bandのレコードばかり
 せっせせっせと買い集めておりましたが
 ボクの場合
 どうもそこに
  ノリノリゴキゲン ジャグブーブー
  ウタッテオドッテ ホラゴキゲン
 な音楽を強く求めておりましたので
 このFlyright盤にはじめて針を落したときは
  あり?
  ありりり?
 と少し違和感を感じたものでございます
  はたしてジャック・ケリーは
  こーゆーブルースを演るために
  何故に Jug Band なのであらうか
 と立飲みやでスルメをかじりながら
 悩んだものでございます

 Jug Bandのレコードの中では
 ターンテーブルに載る回数が
 少なかったレコードですねー

Posted by: がちゃこ | Apr 02, 2007 at 17:49

>ドクターさん

私も自分では早起きの方だと思ってますが(大体5時半には起きます)、
ドクター殿は仕事の関係上でしょうけどホント早起きっすね。
いや、早すぎて早起きなんだか、夜更かしなんだか分からないっつーか。

御大の怒りを買うとこの世界(どの世界だ)では生きていけませんので、
お互い言動には十分注意しましょう。
それから白人の美人歌手、楽しみにしております!

Posted by: yama | Apr 02, 2007 at 21:17

>がちゃこさん

さすが、よくご存じで!
しかし、やはり持ってましたか…。ちょっと悔しいです(笑)。
確かにジャグ・バンドと思って聴くと拍子抜けしますね。
ま、戦前ブルースと思って聴けば悪くないんですが。

で、ここで私が皆様に強く言いたいのは、がちゃこさんも私も
一応「聴いてます」ってことで、聴いてるからこそ自分の意見が
言えるっちゅうことですな。
やっぱり一番マズイのは聴きもしないで書いてあることを
鵜呑みにして分かった気になることで。
大事なのは「よし、オレも聴いてやるぞ!」という心意気、これです。
でも、苦情は受け付けないけど。

Posted by: yama | Apr 02, 2007 at 21:20

いつも記事に関係ない書き込みで恐縮なんですが、こちらのブログがきっかけで出会えたs氏のところへ行って来ました。yama氏にも一言お礼申し上げたくてこっそりご報告に、、、と思ったのですが、こちらは非公開コメントとか無いんですね(^^;)Rolliniたっぷり聴いてきました。、、、ううむ、まだまだ音源探しが甘かったです。

Posted by: a.k | Apr 06, 2007 at 09:49

ロリーニを熱心に聴いてるなんて、おそらく日本に3人くらいしか
いないだろうから(笑)、まあすごい確立で出会えたことになりますね。
これはひとえにa.kさんの熱心さの賜でしょう。
で、まだ音源を探しますか(笑)。ヴァイヴものがご所望ですよね。
もしまた何か気付いたのがあったらお知らせしますので!

それにしても老師の奥さんて、なんであんなに若いんだ(しかもおきれいで)。
普通コレクターなんてものは女性からうさん臭がられるものなんだが。
私はSP棚より、そっちの方がずっと気になるな。

Posted by: yama | Apr 06, 2007 at 13:04

「私は見た!」(シリーズ)格差社会の現状をまざまざと見せつけられましたネェ、スマートにした三国連太郎にメッチャ若い美人奥さま!
うちの奥さまはと言うと・・・・(言いたく無いッ!)なんか日常生活をするのがバカらしくなってきました(ぼ、僕ぁ・・・・)
近い将来 我が国で暴動が起こる予感がします!。

Posted by: ドクター | Apr 07, 2007 at 00:38

お二人とも、誤解というか、勘違いというか、ハイ。
荒い画像のためですよ。じっ、実は私より一歳年上なんです… ハイ。

そろそろ音楽の話題に戻りましょうか?

Posted by: 老師 | Apr 07, 2007 at 07:33

>ドクター殿

ドクター殿のところの奥さんはベッシー・スミス似でしたっけ?(笑)
いや失礼。しかしこの格差社会のひずみは配偶者の格差にまで
及んでいたとは。かたや美人若奥様、かたやこわもてのベッシーか。
あ、でもベッシーも好きですよ。そりゃケイ・スターとどっちがと
言われれば、迷うことなくケイ・スターを取るけど。
う~ん、格差社会の不条理を怒っているつもりが、何だかどんどん
失礼なことを言ってるな。どうか気にせんでください。

Posted by: yama | Apr 07, 2007 at 09:03

>老師様

え? ひとつ上?! では老師様は一体お幾つで?
つまりそれは老師様が極端に老けてるということなのか、それとも…。
何だかまた失礼なことを口走ってしまいそうなのでもうやめときます。

Posted by: yama | Apr 07, 2007 at 09:05

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