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Jul 26, 2007

ジャグ・バンドのレコード (6)

Jazzy_jugs

ジャグ関連のオムニバス盤というと正直どれも似たり寄ったりだけれど、そんな中今回はちょっと毛色の変わった1枚を。
本盤はタイトルにある“Jazzy”というのがミソ。つまりジャズっぽいジャグ/ウォッシュボード・バンドというわけだが、ただ大半を占めるのはジャズ系ウォッシュボード・バンドで、ほとんどが「ジャグ抜き」ではある。しかしウォッシュボード・バンドとジャグ・バンドを分けて聴いたり考えたりするのもちょっとどうか、というわけで、これも「ジャグ・バンドのレコード」の1枚としたい。

さて、そんなジャグ抜きの中「ジャジー・ジャグ」の名に相応しいバンドとして収められているのがクラレンス・ウィリアムス率いるアラバマ・ジャグ・バンドである。メンバーはエド・アレン、ウィリー“ザ・ライオン”スミス、セシル・スコット、“バンジョー”アイキー・ロビンスンと、玄人受けを狙ったかのような面々。ま、肝心のクラレンス・ウィリアムスのジャグがイマイチ音が出ていないし、息切れする場面もあるが、さすがこのプレイヤーによるアンサンブル。唸らされることしばしばである。
一方、ウォッシュボード・バンドではジョージア・ウォッシュボード・ストンパーズステイト・ストリート・ランブラーズ(後者はウォッシュボード・バンドとは違うかもしれないけど。しかしともに必携!)というビッグネーム(?)が並ぶ中、ジェイムズ・コールズ・ウォッシュボード・バンドの燻し銀の1曲が異彩を放つ。

ブルース・フィールドからはタンパ・レッドの「タイト・ライク・ザット」(ハーフ・パイントがヴォーカルをとったヴァージョン)やカンザス・ジョー・マッコイが採られているが、「ジャジーな選曲」としてはうなずけるものとなっている。
MCAのジャズ・ヘリテージ・シリーズはどれもジャケがパッとしないが、内容はいい。

V.A. - Jazzy Jugs And Washboards (MCA 1372)

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Comments

お!珍しく食べ物の話題ですか?と言いたくなるようなジャケットですね。怪しげなチョコレートの詰め合わせみたいです。さすがのクラレンス・ウィリアムスさんも息切れしますか・・・。う~む。たかがジャグと侮ってはいけないと言う事ですな。

Posted by: バビロン | Jul 27, 2007 at 01:02

そもそもピアニストのクラレンス・ウィリアムスがなぜジャグを?と
いぶかしんだりもするわけですが、やはりにわか仕込みは
隠せないといった結果になってしまったようです。

しかし実際吹いたことがないからよく分かりませんが、大きな音でずっと
吹き続けるにはそれなりの技術と肺活量が要求されるのかもしれませんね。

Posted by: yama | Jul 27, 2007 at 09:01


 ぼくは若い頃
 ジャグを吹きすぎて
 三回ほど病院へかつぎ込まれました
 技術も肺活量も必要ですが
 最も求められるのは
  羞恥心を捨てる
 ということです

 ジャグなどご存知ない衆人の前で
 あのようなものをブーブー吹くのですから
 それ相応の勇気が必要です
 おもしろがってくれればいいのですが
 訝しがられた日には目も当てられません

 ええ そんな経験が幾度もあります

 それに夏の昼下がり
 クーラーもない四畳半のアパートで
 ひとりブーブーと練習していると
 なぜか涙が溢れ出てきたこともありました

 そうなんです
 ジャグとは楽しくもつらい楽器(?)なのです

Posted by: がちゃこ | Jul 29, 2007 at 00:20

聴衆の失笑を買いながらもビンを吹き続けるというのは、想像するに
かなり笑え…失礼、ハードな体験だったでしょう。
私も今夜あたり焼酎の一升瓶を使って、と思ったけど最近はほとんどが
紙パックなので…。でもひょっとして鳴るかも。
かなりあやしい図だけど、試してみるか。

Posted by: yama | Jul 29, 2007 at 09:50

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