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Oct 06, 2007

Honky Tonk Train Blues (2)

Boogie_woogie_rarities

勢いよくトイレを出て早速比較対象となる2曲、つまり27年のオリジナル・パラマウント録音と油井氏に「最低です」との烙印を押された39年ブルーノート録音の入ったレコードの探索にかかった。
一応すでにトイレの中で、確かあれとあれの中にと当たりは付けておいたのだけれど、思ったとおりパラマウント録音の方はマイルストーン盤“Boogie Woogie Rareties”に収録されており、こちらは難なくクリアーできた。

ここでちょっと話はそれるが、前回の画像に挙げた2枚のLPは日本ビクターの編集によるもので、ブギ・ウギ・ピアノの名盤とされるレコードである。2枚並んでいるが、ジャケットが違うだけで内容はまったく同じ。左が最初のリリース盤(厳密に言うと、これの前にキングから出ていたものがあるが)、右がジャケットを替えて出し直したものである。ちなみに解説は最初の盤が油井氏、後からのが日暮泰文氏。で、この中にもルクス・ルイスの「ホンキー・トンク・トレイン・ブルース」が入っているがこれは35年の再録ヴァージョンとなっている。

さて、もう一方のブルーノート録音の方であるが、確かあの中にと思っていたのは、こちらはCDなのだけれど、10年ほど前に東芝が「ブルーノート・クラシックス」と銘打って出したシリーズの1枚だった。
ところがだ。取り出して収録曲を見てみると、あれ、入ってない。うーん、これはマイッタ。となると…。ここからが大変だった。亜熱帯化している自室でパンツ一丁、ピアノ関係のオムニバス盤を片っ端から調べる羽目に。しかし何としたことか、肝心要の「最低です」がないのである。
仕方がない。アマゾンでCDを探すことに。すると何枚かそれらしいCDが出てはきた。がしかし、それがブルーノート録音なのかどうか今ひとつ判然としない。前回引用した油井氏の記述にあるようにミード・ルクス・ルイスは「ホンキー~」を都合5回(実際はもっとあるが)吹き込んでいる。だから収録曲に単に「ホンキー~」とあるだけでは、それがブルーノート録音かどうか分からないのである。こんなときクラシックス盤があれば話は簡単なのだが、残念ながら廃盤となっているのだ。
うーむと唸っていたところ、ひらめいた。馴染みのあのレコード店にうまくすればその曲の入ったレコードがあるかもしれない。早速電話である。
LPだと、ボックス・セットでお馴染みのモザイク・レーベルにルイス、アモンズのブルーノート録音を集めた3枚組のボックスがあるのは知っていた。それなら確実に入っているわけだが、まさか1曲目当てにそこまでは。しかし、もしそれがあると言われたら何と答えようか。えーい、ままよ。
さて、その結果は。残念、なかった。
というわけで、ブルーノート録音は聴けずじまい。極限にまで膨らんでいた闘志は、みるみるしぼんでいくのであった。

その晩、もうすっかりあきらめてビールを飲んでいた。
「さてと、メールでもチェックして寝るか。ん?」 例のレコード店からメールが。
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先ほどお問い合わせの件、以下の盤が在庫ありました。
JAZZ PIANO CLASSICS ON BLUE NOTE (日本キング K23P9281)
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やや!

V.A. - Boogie Woogie Rarities 1927-1932 (Milestone MLP 2009)

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Comments

ああ~ きょうは久々にイイ釣りができました(ひとり寂しく祝杯)って全然関係ありませんが 別の店へ行ってもらえる事で安心しました、しかしルクスさんの1曲で家捜しとは男らしい~ッス!(やっぱ家族の方々は奇異な目で見ておられると想像できますが)、
しかしですネ、39年と言えば「フロム・スピリチュアル・・」ですがナ、それで39年に「ブルーノート」設立ですゃろ?(どおりであのレーベルは音が硬いハズだワ)ってコレも関係無い話でしたが 陛下が「ブギウギ」をブルース部門に入れておられるのも男らしいッス。

Posted by: ドクター | Oct 06, 2007 at 21:07

ハモンドがルイスの「ホンキー~」を聴いたことがきっかけで38年の
カーネギー・ホール出演。そしてさらにその時のブギ・ウギ・トリオの
演奏を聴いたライオンが…。というわけですが、さすが詳しいですねぇ。

ブギ・ウギはブルースでもジャズでも、ま、どっちでも。なので男らしい
というよりどちらかといえば優柔不断でしょうか(笑)。

Posted by: ca-Ym | Oct 06, 2007 at 23:22

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Tracked on Oct 07, 2007 at 15:34

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