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Feb 08, 2008

歌って叩いて

Bmcd6056前回、「CDの内容なんかについて、いちいちブログに書いていられるかい!」と威勢よく啖呵を切ったが、三日と経たずに早くも書かずにはおれない状況となっている。まったくやれやれな話である。
さて、ブルー・ムーンからの新譜の1枚、『The Blues Singing Drummers Vol.1』はタイトルどおり「歌って叩けるドラマー」というシリーズなわけだが、その第1集に選ばれたのがジョージ・ヴァンである。知らん。いや、相当にコアなジャイヴ・ファンであれば、スピリッツ・オブ・リズムのブラック・アンド・ホワイト録音で…、と思い浮かばないな、やっぱり。そういえばブルー・ムーンは以前もジェシー・プライスなんていうシンギング・ドラマーの単独盤を出しているが、ドラム好きなのかも。
ま、ともかく、歌って叩けるドラマーっていうと、よく知られたところではロイ・ミルトンがいる。我が日本でも古くは石原裕次郎、カーナビーツのアイ高野、そして加藤茶がいる。あと西城秀樹も昔ドラムを叩きながら歌っているところを観たことがあるが、それはどうでもいいか。
そんなことよりだ。今回言っておきたかったのは、このCD、実際に収録されている曲順と印刷データが異なっているのである。何で気が付いたかというと、「キャルドニア」である。「おー、ルイ・ジョーダンのをカバーしてるのか」と、何気なくデータを見たところ、CDプレイヤーに表示されている番号と違っていたというわけ。で、注意深く聴き直して確認したところ、データに記載してある(9)~(11)のスピリッツ・オブ・リズムの3曲がそのまま(23)の後ろにずれて入っていた。つまり(8)の後が(12)から(23)、そしてその後が(9)~(11)。あとは問題なく(24)~(27)といった曲順になる。
ブルー・ムーンのホームページを見てみたが、この件に関しては何のアナウンスもなかった。誰か教えてやってくれないだろうか。

ついでに収録曲についていくつか。45年の"There's Life Without Love"でヴォーカルをとっているのが、ベティ・ホール・ジョーンズ。ブルー・ムーンには彼女の単独盤があるが、それは47年から始まっているので、本盤が初収録盤となる。内容は粋でジャジーで珠玉の逸品と言っていい出来。小唄好きにはたまらんのではないか。あと細かいところだが、このバンドでベースを弾いているのがキャッツ&ザ・フィドルのチャック・バークスデイルだった。
それからスピリッツ・オブ・リズム。内容は先刻承知という方も多いと思うが一応言っておくと、この録音にはギターが2本入っている。テディ・バンとユリシーズ・リヴィングストンの二人。ギター2本というのはこの当時としては比較的珍しいのではないかと思うが、どうだろうか。ちなみにここでのベースはレッド・カレンダー。
あー、これでスッキリした。

George Vann - The Blues Singing Drummers Vol.1 1944-1947: (Blue Moon BMCD 6056)

ちょっとお知らせです。ハウリン・ウルフの初の自伝『ハウリン・ウルフ ブルースを生きた狼の一生』(ブルース・インターアクションズ刊)が予約の受付を開始しました。発売は2008年初夏とまだずっと先ですが、限定1000部となっているので、確実に手に入れたいという方は早めに手配をされた方がいいかと。予約はこちらで。私はもう予約しました。

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Comments

あ、赤パットンに変わってる・・・

歌って叩けるドラマーを目指してるボクには、たまらない音源ですね。
やっぱHMVは安いです、、買います。
 オマエのすべてぇ~♪
ま、レヴォン・ヘルムが目標なんですけどね・・・あはは。
そういえば"Mellow Cats 'N' Kittens"のシリーズもまとめて買ってしまいました・・・汗。
ウルフさんの本も予約しちゃったし・・・もういっぱいいっぱいっす・・・泣。

Posted by: ken-G | Feb 09, 2008 at 00:20

え? ドラマー? あれ、ギターじゃなかったんですか?
で、リヴォン・ヘルムとはまたシブ。
やっぱり「ボ~クのかわいいミヨちゃんは~♪」とやってほしいなあ。
あ、でもこれは歌いながら叩いてはいなかったっけか。
で、『メロウ・キャッツ』を全部買ったって…。
このテのものがお好きでしたっけ? 何か責任感じるなぁ。うそだけど。

ウルフ本、楽しみです。
ただ、エルモア本みたいにシングル盤が付くらしいんだけど、
あの判型は勘弁してほしいんだよなあ。

Posted by: ca-Ym | Feb 09, 2008 at 10:36

ウルフ本、気になるな。どうしようかなあ〜・・・ちょっと高い気がするが、う〜ん、迷うなあ。
確かにエルモア本のあの大きさは勘弁してほしい、シングル盤は要らないです。
山崎さんの政治力を使って、何とかしていただければと思う所存です、ハイ。

Posted by: 木下 | Feb 09, 2008 at 19:48

本の形をシングル盤に合わせるなんて本末転倒もいいところだと
強く思うところでありますが、単なる小心者ですので、
陰でコソコソ言うしかありません(苦笑)。
確かに木下さんの言われるとおり、シングル盤は
いらないから、価格と判型を何とかしてほしいですね。
でも木下さんだったら、原書でいいのでは?
http://www.amazon.co.jp/Moanin-At-Midnight-Times-Howlin/dp/1560256834/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=english-books&qid=1202555712&sr=1-1

Posted by: ca-Ym | Feb 09, 2008 at 21:39

二日酔いと大雪というアクシデント(関係なかった)、
裕次郎にミヨちゃんって?陛下の若いイメージが音をたてて
崩れ去る感じ(アホって意味ではありません)
う~ん、文中におけるハツラツ感かな、
ベティ・ホールさんとテディ・バンで買い!
(予定とするか)
ウルフ本は見なかったことにしよう
(たぶん できると思ぃまんにゃけど・・・・)。

Posted by: ドクター | Feb 09, 2008 at 21:43

「文中におけるハツラツ感」とは私にとって最大のホメ言葉。
ありがとうございます。

第1集のジョージ・ヴァンはドクター殿なら買っても損はしないかと
思います。でも2集の方は内容的には「普通」なので、
ま、そこは自己責任で。
一応言っておきますと、2集にもベティ嬢の参加したトラックがあります。
しかしこちらはピアノのみです。

ウルフ本はやはり価格がネックですねぇ。
あ、関西方面は大雪だそうですが、大丈夫ッすか?

Posted by: ca-Ym | Feb 09, 2008 at 22:37

なるほど、原書を買えばいいのか!出費も少なくてすみますしね。2年以上前にでてたんですね、こんな本が。知りませんでした。情報ありがとうごいまっす。英語は一語一句全て理解できる訳じゃないですが、「そんなの関係ねえ〜」。通勤時に何回か読めば、何となく内容も分かるでしょう。

Posted by: 木下 | Feb 10, 2008 at 02:26

英語が堪能な人がうらやましいです。
私は辞書と首っ引きでないと。
洋書の方ですが、ペーパーバックのほかにハードカバーも
あります。若干高いですが。
japanesetea

Posted by: ca-Ym | Feb 10, 2008 at 09:43

追加情報ありがとうございます。
英語が堪能な訳じゃあないのですが、まあ、流し読みということで・・・。

Posted by: 木下 | Feb 10, 2008 at 11:50

なんのこれしきのこと。
オールド・ハットの新譜、楽しみです。
japanesetea

Posted by: ca-Ym | Feb 10, 2008 at 17:08

お久です。

そうかぁ、やっぱり曲順ずれてたんですね。
ちゃんと聴いてないのがバレバレですね。

Posted by: すか | Feb 22, 2008 at 03:41

こちらこそ、ご無沙汰で。
ちゃんと聴いてないのは私も同じあります。大抵途中で寝てますし。
今回はたまたまです。

それにしてもいつもながら夜更かしなのか、極端な早起きなのか
分からない時間で。でもそれくらい起きてる時間がないと
CDを消化しきれないってことでしょうか(笑)。

Posted by: ca-Ym | Feb 22, 2008 at 23:41

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