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Jun 23, 2008

蒐集ノート~2008年上半期(1)

Maurice_rocco

2008年も早くも半年が過ぎようとしている。この月日の流れの激烈なまでの早さ。この勢いでいくとアッという間に大晦日だ。というわけで、ここで今年半年を振り返って、心底うれしかったレコード蒐集報告を。

モーリス・ロッコのアレグロ10吋盤は、私のウォント・リスト中、最重要指定物件のひとつであったわけだが、今回ようやく買うことができた。実は7、8年前に一度買うチャンスがあった。しかし買えなかった。理由は高かったから。
これがいい大人の言う理由か(お恥ずかしい)。だが、そのチャンスを逃してからというものまるで見ない。あの時買っていればと何度思ったことか。ところがだ。私の記憶細胞から完全に抹消されようかという矢先の入手劇であった。何の気なしに検索したら画面に出てきたのだ。一瞬息が止まった。おまけに安い。そして画面の前でガッツポーズ。あー、自分をほめてやりたい。

ヴォーカル/ピアニストのロッコは立ったまま中腰の姿勢でピアノを弾く、スタンダップ・ピアニストの元祖と言われている。もっとも追随する者がいないのに、元祖というのもどうかと思うが。いや一人、ベティ・ホール・ジョーンズがいるが、追随してのことであるのかどうかは不明である。
そもそもモーリス・ロッコを知ったのは、もう20年以上も前、『レコード・コレクターズ』に書かれた記事を読んでのことだった。書いていたのは中村とうよう氏で、ジャズメンというよりはどちらかというとエンタテイナーに近いB級黒人ミュージシャンであるというその紹介文に非常に興味を惹かれたのである。
その中にロッコの音盤がいくつか紹介されていたが、ほとんどがSP中心、LPはいかがわしい内容のサットンのもの1枚きりだった。音源についてはかくの如くお寒い状況であったわけだが、そういった中で前述したとおりアレグロ盤があるのを知ったのである。
ロッコについて日本語で書かれた記事を見たのは私が知る限り後にも先もそれっきり。このことから考えても、このアレグロ盤は知る人ぞ知る1枚と言えはしないか。いやあ、実にうれしい。

早速針を落として聴いてみた。全編ほとんどナット・キング・コール・トリオといった趣き。言わば軽妙洒脱。欲を言えばブギ・ウギものがなかったのがちょっと残念。スウィング・ハウス盤に入っている"Why Don't You Do Right?"みたいなのを期待してたんだけど。しかしこれは「Jive 33選」入りだな。

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Comments

いや、だからそ言う事は先に言ってくれなくちゃ・・
(ってコレ CMのセリフでした)
とにかくパチパチパチ(拍手)
おめでとうございました!

いや、ですから嫌味じゃありませんってば
(あまのじゃくな方には 気ぃ使うなぁ)
先日 僕ぁどこかで見たLPだと思って
何気なく買って帰りました
(僕が何気なくですから 相当安かった)

陛下さまのブログを遡ると(ありましがナ)
文中「なけなしのカネはたいて」というフレーズ・・
なんかものスゴイ罪悪感が・・・・(トぅんまてぇ~ん)。

Posted by: ドクター | Jun 24, 2008 at 00:38

なんか毒を感じるなあ。

「なけなしの金をはたいて」というのはいつものことなので、
どのレコードのことやら(苦笑)。
いや、別に詳しく教えてくれなくてもいいです。
私が長年探して手に入れたレコードを500円とか800円で
手に入れたなんて話はできれば聞きたくないので。

Posted by: ca-Ym | Jun 24, 2008 at 09:39

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