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Jun 08, 2008

見るまえに跳べ

Tommy_ladnier

山本善行著『古本泣き笑い日記』を読んでいたら居ても立ってもいられなくなった。これはうかうかしてはいられんぞと思った。
著者は京都在住のエッセイストで、氏の『関西赤貧古本道』は最近の私の愛読書となっている。もう5回以上は読んだか。で、先日古本屋で見つけて買ったこの『古本泣き笑い日記』は、毎日毎日古本屋通いと目録注文に明け暮れる日々をつづったものなのだが、読んでいると「こうしてはおれん、オレもレコードを買わなくては」との想いをずんずんと駆り立ててくるのである。
実は年々厳しくなる財政事情から、レコードは近年(これでも)買い控えの傾向にあった。だが、「よし!おれも買ってやるぞ!」と。しかしそう勢い込んではみたものの、そういえば自動車税の支払いがあったかと、いきなり不安材料も。いやいや、どうせあんなもの真面目に払ったって国の特別会計とかで役人に好き勝手な使われ方をするだけだしな。あ、それはガソリン税か。などとちょっとした葛藤があったが、いずれにしてもだ。後先考えていてはレコードなど買えん。見るまえに跳べだ。と自らを奮い立たせ(そんなオーバーなもんじゃないけど)、いつものレコード屋に電話を入れたのである。

というわけで、今回買ったのはコレクターズ・クラシックス盤の『ヘンリー・アレン Vol.1~Vol.5』。最初、Vol.4までしかないということだったが、電話を切った後、Vol.5も見つかったとのことで気を利かして一緒に送ってきた。おかげでVol.5だけを探す手間が省けた。『デューク・エリントン&ヒズ・メン』(RCA LPM-1092)、『ニューオーリンズ・ワイルド・キャッツ』(VJM)、それからあと"X"盤のトミー・ラドニアが買えたのが今回一番の収穫だった。この盤の中身はパナシェ・セッションなので、もちろんダブリなわけだけれど、この青いジャケットがなかなかよいのだなあ。しかも安かったので嬉しかった。
もうあと1枚と思ったが買えなかった。何だかんだ言いながら結局いつものケチくさい自制心が働いてしまう。オレってやっぱり小物止まりの人間なのだなあ。情けない。

ニューオーリンズ・ワイルド・キャッツはタップ・ダンシング・ジョーのレオ・ワトスンばりのスキャット・ヴォーカル(兼カズー)に、エディ・エディンボロウのウォッシュボーが絡んで、これはもうジャイヴだった。ボビー・リーキャンのギターもいい。すごい。驚いたな。

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Comments

自動車税のトコロで若干ズッコけましたが
先日もCDを相当数買われて今回はLP(サスガ!)
僕もパナシェはゲットしましたヨ!
(もちろん例の「白ジャケ」)てへへ、

エリントンは「デュークス・ヒズ・メン」
(エピック安もん)太っ腹にも二百円差で
ジャケのキレイな方をゲット!
(レヴェルの非常に低い自慢であります)

しかしこの"X"盤ってヴィンテージからモダン期
のモノまで幅広く出てますネ
(どういう製作ポリシーなんでしょ?)
おかげさまで僕ぁ最近 悦楽音源に囲まれて
(窒息しそうなくらいの恍惚感)
「カンサス・シティ~」バンザイであります。

Posted by: ドクター | Jun 08, 2008 at 17:34

白いジャケっていうのは「ジャズ栄光の巨人たち」のことでしょうか?
私は1枚も持ってません(笑)。

『デュークス・メン』は同じタイトルのものが数種ありますね。
もちろんエピック盤とこのRCA盤はまったくの別内容。
ま、どっちにしてもすべて手持ちとダブっているんだけど、
なんか買ってしまうんだなあ。

「カンザス・シティ」、気に入っていただけてるようで良かったです。

昨日、前々から探していた某女性ヴォーカル盤を見つけたんだけど
迷ってます。想像していたより、かなり高い。

Posted by: ca-Ym | Jun 08, 2008 at 20:58

国内中古市場でも女性ヴォーカルは高いッス!
チョビヒゲ生やしたメタボなオッサンが
「彼女の為なら わしゃカネにいとめはつけん!」
というスケベ需要の結果でしょうか?
(あ、いや陛下の事ではありません)

ま、歯抜けじじぃ~のジャケより需要が多いのは
当然でしょうが それにしても33選の
マーサは美しぃ~って事で僕ぁ女性ヴォーカルは
諦めております(ジュリア・リー一筋!)

あ、はいベイシーを理解できないカンサス研究家(爆)
白ジャケとは業界の常識
伝説の「ジャズ栄光の巨人たち」正解!

"X"盤ってのはRCA傘下なんですネ
ジョージ・ハンディってのを仕入れたんですが
コレがイマイチ・・・・成り行きっていうか
見るまえに跳んだ?(勿体ないから聴こ・・・)。


Posted by: ドクター | Jun 08, 2008 at 22:17

マーサが美しい? そうか、デブ専、もとい、豊満好みでしたね。
女性ヴォーカル盤て(もちろん全部じゃないけど)ホント高い。
でも、このマーサは安いですよ。ジュークボックス・リルってレーベルは
むかし大量に出回ってましたが、今は1000円くらいで買えるんじゃ。
しかも新品で。

ベイシーはオールド・ベイシー、ニュー・ベイシーとあるけど、
やはりかなりの音源量だから、そりゃ理解なんて簡単じゃないですよねぇ。
ちなみにニュー・ベイシーだと
『April In Paris』
『Basie In London』
『Breakfast Dance And Barbecue』
『Atomic Basie』
『On My Way & shoutin' Again!』
が好きです。

"X"は12インチ盤でディープ・リヴァー・ボーイズなんてのもあります。
写真でしか見たことないけど。

Posted by: ca-Ym | Jun 09, 2008 at 09:33

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