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Dec 31, 2008

Nobody Knows My Name

Ht304

フィールド・レコーディングといってまず思い浮かぶ人物といえば(つうかほとんどこの人の名前しか思い浮かばないと思うけど)、ジョンとアランのロマックス親子ではなかろうか。だがもう一人、彼ら親子ほどの知名度はないものの忘れてならない重要な人物がいる。ローレンス・ゲラートである。
ゲラートが初めてレコーディングを行ったのは1924年、サウス・キャロライナにおいてと言われている。と実にあやふやなわけであるが、というのも彼が採集した録音は、レコーディング場所は州名しか明かされておらず、また日時も怪しく、さらにはどれも歌い人知れずとなっているのである。
ゲラートが録ったのはプロテスト・ソングだった。中には痛烈な社会批判を含むそれらの録音は、匿名を条件とすることによって演奏する者にどんな内容のものであろうと遠慮なく歌えるという安心感を与え、そしてその結果、偽りのない真の歌や演奏を録ることに成功したのであった。
ゲラート・コレクションのどれもが胸に迫ってくるのは、作り物ではないホンモノの力に満ちているからなのである。

ゲラートが採集した録音は画像のヘリテージ盤のほか、ラウンダーにもある。ヘリテージ盤はドキュメントにてCD化(DOCD-5599)されている。

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Comments

あけまして オメデトーございます!
(昨年はナニからナニまで)
めちゃクチャお世話になりました、

「プロテスト・ソング」
「作り物ではないホンモノの力」

新年に向けて なんかもの凄い(というか)
陛下さまの内に秘めたる闘魂を感じました

本年もヨロシクお願いします。

Posted by: ドクター | Jan 01, 2009 at 09:21

あけまして、おめでとうございます。
新年に向けての闘魂なんてそんな大げさなもんはなくて、
ホントは大晦日ってことで年末の挨拶&お礼でも書こうと思ったんだけど。
たとえば今年も一年訪問いただき、ありがとうございましたとか何とか。
しかし、ありがとうございましたの“あ”の字もなかったですねぇ。
私のブログには何かケジメのようなものが欠落しているのだなあ。

こちらこそ、よろしくお願いします。

Posted by: (や) | Jan 02, 2009 at 00:43

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

明日は私の誕生日、そして今年は人生の節目の年になります。

Posted by: 瀬谷 | Jan 02, 2009 at 09:29

あけまして、おめでとうございます。
節目の年ですか。私は相変わらず何ら代わり映えしない
一年になりそうです。
今年もまたいろいろとご教示いただければ幸いであります。

Posted by: (や) | Jan 02, 2009 at 13:40

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