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Dec 09, 2008

SING SING SING

Canegie_hall_jazz_concert

もう一カ月ほど前の話になるけど、テレビで「スウィング・ガールズ」を観た。確か観るのは二度目のはずだが、やっぱりいいなあ。いや女子高生が、じゃなくて、スウィングが、だ。もちろん、青春ドラマとしての良さもあるんだけど。
で、やはり見どころは最後の演奏シーン。グレン・ミラー、デューク・エリントン、ベニー・グッドマンと選曲もベタ過ぎるくらいにベタだが、かえってそれがいい。久しぶりに聴く「ムーンライト・セレナーデ」がしみる、しみる。思わず唯一1枚だけ持っているグレン・ミラーのアルバムを引っ張り出して聴いてしまった。あとBGの「シング・シング・シング」も。重厚かつ優美に迫ってくるホーン・アンサブル。やっぱりジャズはスウィングだ!ビッグ・バンドだ! ギターなんぞが小ざかしくソロをとったりするスモール・コンボなんかは貧乏臭くていけない。

さて、画像はお馴染み、ベニー・グッドマンの『Carnegie Hall Jazz Concert』。私、意外とグッドマン好きで、と言っても聴いてるのはせいぜい40年代までだけど、LPはヴィクター録音を集大成した6枚組ボックスの他、10枚以上は持っていると思う。
で、この青いジャケットの『Carnegie Hall~』であるが、これにはいくつかのタイプがあるのをご存知だろうか。まあそんなことは知らないのが普通だが。
私が持っているのは2枚組Wジャケ(普通の見開きとは違って、二枚のジャケットを黒いテープで貼り合わせた感じで、しっかりとした作りになっている)の初期盤だが、それ以外に同じく2枚組のやや長方形のロングボックスタイプのもの、収録曲数はまったく同じの3枚組ボックスセット、そしてVol.1/Vol.2とバラ売りタイプのもの、さらにEPボックスと、私が知っているだけで5種類ある。
それが一体どうしたってことなんだが、『幻の名盤読本』に粟村政昭氏がレコード蒐集の極意について書いたコラムがある。その中にグッドマンのこのレコードに触れられてる箇所があって、氏によると初版のロングボックスが一番音がいいとあるのだ。最近それを読んで一瞬しまった!と。
実は以前、ロングボックスを買ったことがある。もともとWジャケの方が欲しかったのだけれど、たまたまボックスがあるというので、まあそれでもいいかと送ってもらったのだった。レコードが届いて取りあえず棚に収めようとしたら、あれ?棚からはみ出てしまう。そのときは知らなかったのだが、グッドマンのこのボックスは普通のボックスより5センチほど横幅が長いのである。
それで、どうしてもそのことが気に入らず、一度も聴かずにすぐ返品してしまったのだった。普通の店ではこんなわがままな話は通らないだろうが、そこはお馴染みさん、ということで。
中古レコードを上手に買うコツは自分だけの信頼できるいい店を持つことで、そのためには他の店に浮気をせずにコツコツとコンスタントに買って信頼される客になることではないかと思う。

ちょっと調べてみたところ、ロングボックスとこのWジャケはレコード番号が同じ“SL160”となっている。ということはタイプは違えど盤自体は多分同じプレスなのであろうと一人納得しているところなんだが。

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Comments

たしか来年はグッドマンさんの100周年では?

「他の店に浮気をせずにコツコツとコンスタントに」
お人柄が偲ばれます、
うう~む、僕にはとても無理っていうか・・・
いちど真剣にその線も考慮してみます。


Posted by: ドクター | Dec 09, 2008 at 10:03

SING SING SING をSWING SWING SWING って覚えている人結構いますよね。

「スウィング・ガールズ」私は4回目くらいでしょうか。
スーパーの前で演奏する場面、脱退したはずの仲間が加わって演奏するのですが、脱退した連中、一体どこで練習していたのか、などという疑問はありますが、いつ観ても面白いです。

規格外サイズ、私は40cm のトランスクリプションもやっているので、どんなサイズでもウエルカムです。

来年はグッドマン生誕100年、個人的には盛り上がって欲しいなぁ。

Posted by: 瀬谷 | Dec 09, 2008 at 10:37

> ドクター殿

グッドマン好きなんて言いながら生誕100年のことは知りませんでした。
いろんな店をのぞき見て、少しでも安くていいレコードを探すってのも
中古レコードの楽しみの一つだと思いますよ、はい。

> 瀬谷様

瀬谷さんも女子高生好きでしたか! これは嬉しいなあ(笑)。
まあ、確かに突っ込みどころも満載でありますが、
でもそんな細かいことはいいではないかという、本質的な
おもしろさがありますよね。特に我々ジャズ・ファンには。

40センチ・トランスクリプション…。
理解のあるご家族をお持ちなのがうらやましいです。

Posted by: (や) | Dec 09, 2008 at 13:12

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