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Jul 02, 2011

Bill Coleman in Paris

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1929年に始まった世界恐慌により半ば失業状態となったジャズメンたちが活動の場を求めてヨーロッパへと巡業(出稼ぎ)に出ることになる。サッチモ、エリントンをはじめ、コールマン・ホーキンス、ベニー・カーター、ディッキー・ウェルズ等々、人種偏見のない向こうでは、皆、賞賛と賛美をもって迎えられたようだ。そして長き巡業の旅を終え、本国へと帰還していくわけだが、中にはあまりの居心地の良さにそのまま居着いてしまった者もいた。シドニー・ベシェ、ビル・コールマンである。

というわけでコールマンのパリ・セッションはその内容の良さもさることながらジャンゴ・ラインハルトが参加していることから、昔から定評のある録音としてオールド・ジャズ・ファンには知られている。
サウンドは全体として軽妙洒脱、ジャイヴ感覚に溢れた演奏となっているが、これはビル本人のサッチモの影響下にありながらもあそこまで大げさになりすぎないソフトな歌い口と、そしてバックのジャンゴやオスカー・アレマンのバッキング・ギターによるところが大きい。あと個人的にはハーマン・チティスンの参加も特記しておきたい。

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