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Dec 29, 2011

レコード数珠つなぎ(2)~Marvin Smolev

Cliffjackson

VJM盤の解説によると、マーヴィン・スモレフ&ヒズ・シンコペイターズとはクリフ・ジャクスンのバンドとある。まあもっともGoogleで検索すれば簡単にわかることですが。
現在彼のCDや単独盤LPでは彼のバンドはほとんどクレイジー・キャッツ名義でリリースされているが、SPではこのマーヴィン・スモレフやタキシード・シンコペイターズの名前で出されていた。なぜかはよくわからないけど。
ジャクスンといえばピアノ・ソロにもいいのがあった。が、しかしそこまでカバーして聴いているのはよほどのスキモノということになるのかもしれない。彼のピアノ・ソロは『Midnight Piano』(CJM 26)で。


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Dec 27, 2011

レコード数珠つなぎ(1)~Marvin Smolev

Cjm1

年の瀬感など無視して、相も変わらぬ内容でありますが。
さて、先月の「BUBBER MILEY on LP」の中で触れたCJM(Classic Jazz Masters)盤『Harlem Jazz 1921-1931』は、レーベルのイニシャル・ナンバーを飾る、実に内容の優れたオムニバスだった。とにかく選曲がいい。
収録アーティストを見るとジミー・ジョンスン、キャブ・キャロウェイといったお馴染みの名前もあるが、その他のアーティストは次のとおり。

(1)Henderson's Dance Orchestra
(2)Texas Blues Destroyers
(3)Metropolitan Dance Players
(4)Katherin Henderson With Clarence Williams & His Orch.
(5)Marvin Smolev And His Syncopators
(6)Harlem Hot Chocolates
(7)Harlem Hot Shots

これらのバンド名を見て中身の分かる人は相当なマニア。ほとんどの方は(4)を除いてまるで素性のわからないバンドばかり、という印象ではないだろうか。
では答合わせを。まず(1)は大体想像がつくか。フレッチャー・ヘンダースンのバンド。(2)は以前紹介したとおり、バッバー・マイレイ。(4)はリーダー名がそのまま出ている。ただし、このバンドではキング・オリヴァーが参加しているという点が重要。(6)もコアなファンならご存じか。エリントンである。とまあ、以上のような具合で、名前からは正体がわからない覆面バンドが多い。聞き覚えのないバンドばかりなのに、内容がいいのも道理というわけなのである。
ところで問題は(5)。収録曲は一曲のみだが、統制のとれたホーン・アレンジがなかなかいい。マーヴィン・スモレフとは一体誰だ。ブライアン・ラストの『Jazz Records』を見ても載っていない。同収録曲はVJM盤『Jazz From The Golden Era』にも収められているのだが、答えはそのライナーノーツにある。

Vjm52

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Dec 05, 2011

ガット・バケット・ブルース

P1000681

ハーウィンのジャズ・シリーズの中でもひときわ泥臭いやつばかりを集めた1枚で、一曲目からジェリー・ロール・モートン・バンドのアンノウン・プレイヤーのこれ以上ないと言うくらいゲロロロロと吐く、もとい、唸る放送禁止的トロンボーンがすごい。
アルバム全体としてみるとパンチ・ミラーが大きくフィーチュアされているが、アルバート・ウィンも6曲あり、戦前のウィンをまとめて聴ける唯一のアルバムではないかと思う。中でも聞き物はアルバート・ウィン・アンド・ヒズ・ガット・バケット・ファイヴの1928年録音で、パンチ・ミラー、パパ・チャーリー・ジャクスン、そして若きシド・カトレット(!)によるオール・スター(?)セッション! たまらん。ちなみにウィンの戦後(1961年)録音がリヴァーサイドにあるがどうというほどのものではない。
あと、ピアニスト/アレンジャーのアレックス・ヒルが絡んだジミー・ウェイドのバンドを収録。Ike Cousingtonのトロンボーンが地鳴りの如く響くお馴染み(?)のナンバー、 “Mississippi Wobble” はヒルの傑作中の傑作と思うがどうか。

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Dec 01, 2011

GUT-BUCKET TROMBONES

P1000679

ガット・バケット・トロンボニスト、アイク・ロジャースのフルLPは以前拙ブログでも紹介したコレクターズ・クラシックス盤とリヴァー・サイドの10吋盤の2枚があるが、同じくリヴァーサイドの10吋盤にはステイト・ストリート・ランブラーズのメンバーでやはりガット・バケット・トロンボーンのロイ・パーマー名義の盤もある。で、これら2枚の10吋盤を片面ずつに配した、その名も『Gut-Bucket Trombones』という12吋LPがある。採算を度外視した、出しも出したりという1枚だが、ただロジャースはコレクターズ・クラシックス盤を持っていれば、無用の内容ではある。

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