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May 01, 2012

EP盤あれこれ その二

オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドは今さら言うまでもなく、ジャズ史上初の録音を行ったバンドであるが、リーダーで自称「ジャズの創始者」のニック・ラロッカの人物像は、ジャズ・ミュージシャンに到底あるまじき傲慢な差別主義者であったようだ。

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ラロッカは死ぬまで言い続けます。
ジャズは白人だけで創り出したものだと、黒人は関係ないと言い切りました。
ジャズのリズムをアフリカのものとして黒人にルーツを求める評論家もいる。
だが黒人は白人からこのリズムを教わったんだ。
どのジャンルの音楽でも白人のほうが黒人より上手だ。
~ニック・ラロッカ
『KEN BURNS JAZZ』より
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しかしこの時代、この手の人間は珍しくとも何ともなかったであろうし、むしろそういう時代であったわけだ。だがそんな中、数年の後にはオースチン・ハイスクール・ギャングと呼ばれる、黒人ジャズに傾倒し範をとった白人青年たちが出てくるのである。

P1000716
First Jazz Recording 1917 (Philips) [EP]

ODJBとルイジアナ・ファイヴのカップリング盤。ODJBの成功によって、雨後のたけのこの如く白人ジャズ・バンドが登場するわけだが、ルイジアナ・ファイヴはそんなバンドのひとつ。

ニック・ラロッカは25年、神経衰弱に苦しんで引退。

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Comments

その一、ってぇ事ぁまだまだ続くってぇ事ですネ smile
気になって「歴史物語」ジャズ録音史に目を通しました
フムフム・・・
ビクターとコロンビアと2回録音しとるんですナ
コレは「インディアナ」と
「ダークタウン・ストラッターズ・ボール」かな?

いずれにせよあのオッサンが(パクられる)と
けったぃなスケベ根性出して録音断ったんが
痛いなぁ、ジャズ録音史塗り替えて欲しいッス。

Posted by: ドクた、 | May 02, 2012 at 22:39

ODJBはヴィクター録音の前にコロンビアにテスト録音を行っていた
となっておりますね。
しかし、この「録音史」はその後訂正されております。
ブライアン・ラストはコロンビアの録音原簿を確認、やはり
ヴィクターが先であったことを突き止めております。
もちろん、ラストの最新のディスコグラフィもそのように訂正されて
おります。

EP盤はそれほど数は持っておりませんが、ぼちぼちと紹介して
まいりますので、よろしくお付き合いのほど。

Posted by: かふぇそ | May 03, 2012 at 00:02

え~sign02 ブライアン・ラストの最新ディスコ?
ソレって出版社の陰謀みたいですがナ
(もう買わへんど)って言うか買えません bleah

せやけど・かなりの訂正箇所があるんじゃないですかネ?
CDのブックレットもコレを元にするから
間違った箇所があればそのままズルズルと後世まで・・・

元が訂正したら関連各位も訂正してほしいもんですが
(うー だんだん訂正版欲しくなってきた) coldsweats01

Posted by: ドクた、 | May 04, 2012 at 06:11

あ、いや、「最新」と言っても2002年版。ドクた、殿がだまされて(?)
買ったという赤い表紙のです。ヴィクターが一番頭にあるでしょ。

ディスコグラフィの誤記や訂正が気になりだしたら、
それはもう重症ですhospital
どうぞお大事になさってください。

そういえばラストのディスコグラフィは、別売りで曲名索引が
あります。持ってると便利です。

Posted by: かふぇそ | May 04, 2012 at 20:47

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