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Mar 19, 2015

Duke Ellington ~ Liederhalle Stuttgart

Duke_ellington__bigbands_live

汲めども尽きぬエリントンの未発表ライブ音源だが、今回のディスクはヨアヒム・ベーレント所有のトランスクリプション音源を使用してのものとのことで、1967年のシュトゥッツガルトでのライヴ録音盤となる。ちょうど前回紹介した『And HIs Mother ~』と同時期のものである。つまりホッジス、クーティ、カーネイ、ポール・ゴンザルヴェス、ラッセル・プロコープ、ジミー・ハミルトン、ローレンス・ブラウン……と黄金のメンバーが揃っているわけだ。
Duke_ellington__live_at_stuttgartところでアマゾンの解説にもあるとおり、このコンサートの一部はかつてLPで出ていた。Jazz Band Recordsの『Live At Stuttgart』というのがそれだが、「おー!あれかあ!」と反応された危険水域に入っているエリントン信者の方はおられるだろうか。なお、今回のCDはアナログ盤が同時リリースされているが、曲数が全部で8曲と、CDにくらべ5曲少ない。いくら巷でアナログ盤が見直されているとはいえ、わざわざ曲数の少ない新譜をLPで買う理由なんてないんじゃないだろうか。

リリース元となるドイツのJazzhausというレーベルだが、エリントン以外にも未発表音源を使ったものがチラホラ。ユタ・ヒップはちょっと欲しい。

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Mar 15, 2015

...And His Mother Called Him Bill

And_his_mother_called_him_bill

エリントンのアルバムの中では五指に入る好きなアルバムだ。LPでしか持っていなかったが、先日安い中古CDをたまたま見つけて購入した。ボーナス・トラックが4曲追加され、お得感ありである。
本盤は1967年5月31日に亡くなったビリー・ストレイホーンを偲んでつくられた追悼盤で、国内盤は『ビリー・ストレイホーンに捧ぐ』という邦題が付けられいる。原タイトルの『...And His Mother Called Him Bill』はその訃報を知ったエリントンが書いた追悼文の中の一文であったのだが、あまりにも悲しすぎるとの理由から削除されたとのことである。

 「そして母堂は彼をビルと呼んだ」

僕がこのアルバムを五指に入ると言ったのは、一にかかって“Lotus Blossom”(蓮の花)にある。
で、この曲の解説については、国内盤LP付属の油井正一氏が訳した英文ライナーを上回るものを僕は知らない。というわけで、今回で二度目になるのだが今回もそのまま引用したい。

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 セッションが終わって、ミュージシャンがガヤガヤしゃべりながら帰り支度をした時、エリントンはまだピアノのそばにいた。
 「何かはじめるにちがいない」と技師はテープをまわし続けた。
 雑談と雑音の中でデュークは静かにこの曲を弾きだした。
 だんだんと力がこもるにつれ、うるさかったスタジオも静まりかえっていった。
 こういうシチュエーションで弾かれた曲だけに、亡きビリーをしのぶデュークの気持ちが切々として我々に訴えかけてくるようだ。
 あとになってデュークはいったそうだ。
 「この曲を弾くといつもビリーはとてもよろこんだ」と。
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このライナーを読んだかどうかで、あきらかにこの曲に対する印象が違うはずだ。間違いなくこの訳文が邦盤LPの価値を高めていると思う。


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Mar 08, 2015

Titus Turner - Taking Care Of Business 1955-1962

Titusturner

リトル・ミルトンと同じくジャスミンからタイタス・ターナー。こちらは2枚組全49曲。ミルトン以上に聴き通すのに気力と忍耐が要求される。
かつて仏クラシックスからクロノロジカルで『1949-1954』が出ていたが、同レーベルの倒産により続編は望めなくなった。本盤はそれに代わるものと考えていい。ただしコンプリートではない。まあでも十分。
クラシックス盤は完全なジャンプ・ブルースといった趣だが、こちらは年代的にちょっと進んでR&Bの傾向が強くなる。ボビー・ブランドの感じです。


クラシックス盤でも聞けたけど、好きなんですかね、口笛。♪~(´ε` )

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Mar 06, 2015

LITTLE MILTON - His Early Years 1953-1962

Little_milton

カッチョイイよね!このジャケ! 同じ写真がZu-Zazz Recordsから出ていたLPジャケでも使われていたが、正直あれはダサかった。こちらはかつてのブルーノートを彷彿させるブルー使いがなんともいい。
今年リリースされたばかりの本盤は、リトル・ミトンのデビュー・シングルからチェッカー初期の作品を集めた初期アンソロジーで、LPでいうとレッド・ライトン盤あたり。あとPヴァインにもあったか。
全29曲収録。コンプリートではないが、途中で聴くのが嫌になるくらいのボリューム感です。

■Little Milton - Chicago Blues & Soul Via Memphis And St.Louis (Jasmine)

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