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Feb 15, 2016

Denny Zeitlin - Cathexis

Denny_zeitlin

前々回のファッツ・ワーラーからいきなり時代は現代へ飛ぶ。といっても、聴いているアルバムは1964年録音なので、現代というにはやはり古い。
デニー・ザイトリンのデビュー・アルバムが日本初CD化、しかも廉価盤で出ているのを知って昨年購入。で、例によって今頃聴いているわけである。ザイトリンというとエヴァンス系ピアニストにカテゴライズされるので、僕の趣味からは大きく外れるのだけれど、このアルバムはそういった知性的プレイの一方で、フリーっぽく、かつ切り込むようにインウロヴァイズしていく曲もありで、そういった部分に現代ピアノ・トリオならではの興奮を覚える。まったくカッコいいの一言。

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Feb 08, 2016

栄光への脱出

ディズニーものをはじめとする映画音楽のカバー・名演はたくさんあるが、ポール・ニューマン主演の「栄光への脱出」のカバーについてはご存じであろうか。
『スタンディング・トール』で心あるファンの不興を買ったクルセイダーズだが、僕にとってのクルセイダーズは『南から来た十字軍』でも『ラプソディ&ブルース』でもない。まだバンド名に「ジャズ」を冠していたころのクルセイダーズで、ギターはラリー・カールトンではなくロイ・ゲインズだった。
Jazz_crusaders僕の学生時代はちょうどフュージョン・ブームでアール・クルーやボブ・ジェームスなんかがよくラジオでかかっていた。でもポップすぎて僕にはかなり抵抗があったなあ。
そんな折、ラジオで耳にしたのがジャズ・クルセイダーズだった。中でもウェイン・ヘンダーソンのトロンボーンでじわーっと滑り出し、続いてウィルトン・フェルダーのサックス・ソロが躍動する「Theme From “Exodus”」、邦題「栄光への脱出」が実に何とも素敵だった。残念ながら二人とも一昨年、昨年と相次いでこの世を去って行ってしまった。そうだ、スティックス・フーパーのドラムが僕は好きだった。彼は存命だったか。
ついでに言っておくと僕はこの映画、観たことありません。


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Feb 03, 2016

ファッツ・ウォーラー再び

Fatswallerstory

2年ほど前、LPを大量処分したことは何回も書いているとおり。そしてやはり若干後悔の残る物件も少なからずあるわけである。
ファッツ・ウォーラーは僕の3本の指に入るフェイヴァリット・ミュージシャンで、それなりのボリュームでレコードを持っていたわけだが、実に思い切りよく処分してしまった。実際そんなにたくさん持っていても聴くことはほとんどなくなっていたし(既にたっぷり聴いている)、CDでだって聴ける。それにファッツのレコードをある程度買われた方ならおわかりだろうが、人気の証しというべきか、ファッツのレコードは買えば買うほどダブリが出てくるのである。ジャケ(レーベル)違い中身一緒というものもかなり多い。そんなこともあって、愛着のあるほんの数枚だけを残して手放してしまったということなのである。

ところが案の定「うーん、しまったなあ」というのが出てきた。それが、ファッツのトランスクリプション音源なのである。
ファッツのトランスクリプションものというと、(コアなファンなら言うまでもなく)ムザークとロングワースである。ムザークは2枚組ボックス、3枚組ボックス、米英欧、コレクターレーベルと各種出ていた。ロングワースもしかりである。しかし、この二つは問題ない。ちゃんと手元に残してある。ファッツのコアなファンを自認するわけだから当然である。因みに残したのはムザークが英RCA盤、ロングワースは10吋2枚。
しかし問題はその他雑多なライブ音源、エアチェックものである。これがことごとくないのである(あ~あぁ)。いや、当然CDでだって出ているはずから、それを探して買えばいいわけだけど、どれが該当するCDなのかがわからない。調べるのも面倒。だからといって、ダブリ覚悟で今度はCDを買い集めるなんてバカげている。
そんなわけで、手放してしまったレコードを買い直すという愚行。まったく何やってんだか。

珍盤中の珍盤にして、ファッツ最大のレア盤といわれるあの1枚は未だ入手できていない。むかしeBayで見たが落とせなかった。

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