Jan 22, 2015

発掘良盤2014~ウィスパリング・スミス

Whisperingsmith

ヤフオクにて。お馴染み盤すぎて発掘ってほどでもないんだけど、ただこれは94年にPヴァインが出したもので(とっくに廃盤)、ウィスパリング・スミス唯一のアルバム『Over Easy』に初期シングル作品8曲をプラスした日本独自の編集盤。エイスにもライトニン・スリムとのカップリング盤があるが、残念ながらシングル盤作品は収録されていない。確かオムニバスで何曲かはカバーできたと思うけど。
鈴木啓志氏の解説を読むとシングル作品は絶賛されているものの、『Over Easy』は賛否の分かれる作品であるとし、氏自身はと言えば、あまり高く買ってはおられないようだ。「ふーん、そんなに悪くもなかったように記憶しているが」と思い、久しぶりに聴いてみると、進んで賛意を表するほどではないが、僕はそれなりに楽しめた。これは単に嗜好の違いか。賛否の分かれるポイントにしばし考えをめぐらすも結論は出ずであった。

■WHISPERING SMITH - Over Easy (P-Vine)

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Jan 08, 2015

発掘良盤2014~スタン・ケントン

Stan_kenton

ビッグ・バンドといえばエリントンとベイシーに淘汰されてしまった感が強いわけであるが、平成も27年、スタン・ケントンをアート・ペッパーやコニッツ、カンドリあるいはアニタ・オデイ、ジューン・クリスティといった絡みなしに、ケントンのみに思い入れを持って聴く人っているのか。正直僕もそれほど好きではない。LPを2、3枚持っていたが、例によって売ってしまった。
と、そこへもってきて邦題を『黄金時代のスタン・ケントン1940-1955』、CD5枚組の何とも立派なボックスである。
僕がこの中古のボックスを買ったのは、91年発売のこのセットが粟村政昭氏が関わった仕事として、おそらく最後のものだからというのがその理由。今年は尊敬する粟村氏を偲びつつ、本セットをじっくり時間をかけて聞き込みたいと思っているが、果たしてものにできるかどうか。

■THE CREATIVE WORLD OF STAN KENTON

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Jan 27, 2012

2011年収穫

1月も後半。2月になる前に、とりあえず昨年の収穫(と言えるほどのものはありませんが)を。まずはブルース2枚。

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フェスの10吋盤。以前、BSRで見て「いいなあ」と思っていた1枚。内容は1953年から59年となっているが、ちょっと違う。音源はエブ、ロンほか。

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パール盤は持っているが、これをまだ持っていなかったのだ。面目ない。はっきり言ってこれはいいレコードだ。

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スティープルチェイスのこのジャケット盤はなかなか見ない。いや、実はヤフオクで一回落とし損なっているんですが。内容だが、オーバニーの今ひとつスウィングしきれないというか、わざわざ自ら苦渋の選択しているかのようなプレイというか(わかりにくいか)、こういうピアニストなのだといえばそれまでなのだけれど、しかしやはりこの人はトリオよりもソロの方がいいと思った。

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これは準名盤といったところ。“Dear Old Stockholm”、この一曲に尽きる。


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Apr 27, 2011

蒐集ノート~雑感

前回から随分とあいだが空いてしまったが、正直書く気力がわいてこない。とりあえず、2月から今月にかけて買ったレコードでも。

Tiny Grimes - Big Time Guitar (United Artists)
V.A. - Blues In The Mississippi Night (United Artists)
V.A. - Swamp Blues (Blue Horizon)
Robert McCoy - Barrel House Blues And Jook Piano (Vulcan)
V.A. - Honky Tonk Train (Riverside)
V.A. - Blue Ladies (SPR)

内容については割愛。ただひとつ言っておくと、二千円以上出して買ったレコードは1枚もない。「ウソをつけ!」と言われるだろうか。ウソではない。本当です。

以下はCD。
V.A. - Classic Field Recordings (JSP)
V.A. - Country Music Pioneer (JSP)
V.A. - Houston Might Be Heaven (JSP)
V.A. - Liebling Luitpold: Swing Rumba & Kaffeehaus-Blues (Trikont)
V.A. - Melodisc Records of Hollywood (Pid)
Swamp Dogg - It's All Good (Kent)
V.A. - Music City Story (Ace)
V.A. - Ace Story Vol.3 (Ace)
Billy 'Red' Love - Gee... I Wish (Bear Family)
Duke Ellington - At the Cotton Club (Storyville)

JSPはすべて4枚組ボックス・セット。ほとんど聴いていない、つーか聴けるわけない。しかし、最近はブルース関係のリイシューで買うものといったらエイスとJSPばかりになってきた。いよいよCD時代も終焉か。なんか短かったなあ、CD時代。CDが売れなくなったと言われて久しいが、思うに今までが売れすぎていただけじゃなかったのか。CDは消耗品とばかり、音楽を短期間にものすごい勢いで消費していたのだ。棚から溢れたCDを見てつくづくそう思う。ダウンロードが主流になるのは当たり前の流れで、その点、趣味性の高いアナログ盤は永遠に不滅なのだ。
そんなことはさておき、独トリコントの『Swing Rumba~』は、前回の『Rumba Jazz』(Ryhthm and Blues/P-Vine)と同趣旨のもの。ただこちらは、かなりの好き者向け。
『Melodisc Records』はレーベル別コンピで、同レーベルからは次期リリースとして『Spar Records Story-Nashville's Great Unsung』というのも控えている。しかしこれまた3枚組なんだよなあ。

Mississippinight_2Tiny_grimes

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Aug 20, 2010

近着・4

Slim_gaillard
スリム・ゲイラードのレコードは持っているかどうかは別にして、大抵は知っているつもりだったけど、これは初めて見た。レコードっていうのはつくづく奥の深いものなのだ。

Hudson
これもゲイラード関連。チャーリー・パーカーとの有名なベルトーン・セッションをB面に収録。A面はベンチュラ、ランスフォード他。

Mae_barnes
恥ずかしながら初めて聴いた。小粋な小唄ナンバー満載で、バックにはスリー・フレイムスが! 素晴らしい女性ジャイヴァー。

Ellington
パイレートのEP盤というと、例の蓄音機のジャケしか見たことがなかったけど、こういうのもあったんだ。“Mississippi Moan”が最高!グレート!

Joe_carroll
ジョー・キャロルのライヴ録音盤。80年代リリース。

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Jul 23, 2010

近着・3

Una_lil

早くも夏バテ。前回からかなり時間があいたけどLP編です。まずはこの二枚から。どちらも珍しくとも何ともないレコードなんですけどね。だからなのか、二枚とも激安価格。
左はユナ・メイ・カーライルとリル・アームストロングとのカップリング盤。ハーレクインにはもう1枚ユナ・メイのレコードがあって、そちらはサヴァンナ・チャーチルとカップリングされている。こちらはリル・アームストロングとともに二人のジャイヴな面を捉えた編集となっていて(ファッツ・ワーラーのアンド・ヒズ・リズム的味わいと言えばいいか)、小唄系ジャイヴ・ファンには逃すことのできない内容となっている。これは「ジャイヴ33選」へエントリーしたい。CD化されているので気になる方はチェックされたし。
ファイヴ・レッド・キャップスはわざわざレコードを買う必要がないほどCD化されている。このLPも、もう一枚のクレイジー・キャット盤と合わせた2in1のCDが出ている。

Nightingales

ジャズの真髄が50年代ハードバップにあるように、ゴスペルの真髄も50年代のハード・カルテットにある(異論は受け付けません。悪しからず)。センセーショナル・ナイチンゲイルズのピーコック録音が聴けるCDって、今あるのかな。大変貴重な600円。

レコードはゲイラードとかジャイヴものがまだあるけど、一部未着なため、またそのうちやります。
関係ないけど、サヴァンナ・チャーチルの“The Rest Of My Life”は好きな曲で、何度聴いても癒される。本文中で触れた、ハーレクイン盤で聴けます。

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Jan 11, 2010

蒐集ノート~2009年下半期編

松の内も過ぎて、今ごろおめでうございますってこともないわけだが、一応2010年最初のエントリーとして、昨年下半期に入手したレコードを何点かご紹介して、新年の挨拶に代えさせていただきたいと思います。今年もかわらずよろしくお願いしますということで。と、画像をアップする前に一言。くれぐれも「あーこれねぇ。おれも持ってるよ」とか、「どこそこの店で800円で売ってました」などといった新年早々気持ちが萎えるようなコメントは付けませぬよう、よろしくお願い致します。

Decade_of_the_blues

まず1枚目。このUK盤、『Decade Of The Blues』は99枚しかプレスされていない。内容は戦後ダウンホーム・ブルース集といったもの。

Ojl2

これでまた「WANT LIST」から重要探求盤を1枚消すことができた。OJL2番のファースト・プレス。セカンド・プレスは持っているのだけれど、肝心なのはこいつを持っているぞという事実であり、所有感なのである。ま、ご意見は様々ありましょうが、所詮は自己満足の世界。放っておいてくれということだ。

Eddie_vinson

ヴィンスンの『Back In Town』は、見かけるのはAamco盤ばかり、オリジナルのベツレヘム盤はほとんど見ない。いや、たまに見かけはするが、コンディションに問題があってなかなか買えなかった。これは多少、ジャケットに裂けがあったりはするが、その他はまあまあ。それよりなにより900円というのが魅力だった。

Tbone

まさかこれが買えるとは思わなかった。もちろん、いくらでも出せるというのなら、手に入れることは簡単だ。しかし私にはそんな度量も甲斐性もない。そう、驚きの価格で手に入ったのである。国内盤CD、2枚分くらいか。

いやあ、中古レコードって、ホントいいもんですね! (Copyright(c) Haruo Mizuno)

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Nov 13, 2009

三勝五敗~その三

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サニー・ボーイ同様、イギリスのPWB(Post War Blues)もまた今回1枚手に入れることができた。ただPWBはこれが最後の1枚(?)で、これでこのレーベルはすべて揃ったと思う。多分。
で、最後の1枚というのはEP盤なのだが、しかし私、EP盤は大体が高いので本来なら手は出さない。が、今回は話が別だ。少しばかり気合いを入れて入札に臨んだところ、競争相手は二人、しかもほとんどスタート値で買えたのはラッキーだった。
ところでこの盤の出品者は、ブルース・カレンダーでお馴染み、ジョン・テフテラーだった。テフテラーって、SPばかりじゃなかったんだ。
実はもう1枚、テフテラー氏が出していたEP盤に入札したのだが(ホントはこちらの方が欲しかった)、こちらは結構な高値。もちろん撃沈であった。

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Nov 11, 2009

三勝五敗~その二

Sbw_ii

さて前回のつづき。サニー・ボーイは昨年もストリーヴィル盤を入手しているが、今年もまた1枚手に入れることができた。
サニー・ボーイIIはチェスに人気が偏りすぎているのか、チェス以外のレコードはわりと安くで買える。これは前々から探していたもので、やはりジャケがいい。ただ、難点というか気にくわないのがマット・マーフィーのギター。マット・マーフィーっていう人は実にそつのない巧いギターを弾くんだけれど、でもただそつがないというだけで、面白くとも何ともないギターなのだ、これが。
サニー・ボーイは気長にコレクトしたいと思っている。来年はあれを手に入れたいなあ。

戦利品ネタはもう少し続きます。

【参考出品】 私が好きなサニー・ボーイのレコード
Bc9
サニー・ボーイI世とII世、どちらが好きでしょうか? 私はII世。

京都ホット・ディスクのカタログを見ていたらフランク・ハッチスンのドキュメント盤が。カタログに「レア」と書いてあるとおり、確かにそうだ。持ってはいるが、思わずもう1枚買っておくかと思ったくらい。でも今の懐具合がそれを許してくれない。

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Nov 02, 2009

三勝五敗

Littlemisscornshucks

いろいろな理由からしばらくeBayは傍観するにとどめていたのだけれど、ここ二カ月ほどはいい物件がめじろ押しでどうにも我慢しきれず、久しぶりにいくつか入札に参加している。が、現在の成績は三勝五敗くらいか。「くらい」とあいまいなのは、落とせなかったものについてはなるべく早く脳の記憶細胞から追い出そうと努めているからで、何が落とせなかったのか今思い出そうとしても、「あれ?何だったっけか?」という具合なのである。これは私の精神の安定を図るためにいつの間にか身についた、いわば特技と言ってもいいくらいのものなのだけれど、ただひとつ、これだけは激しく尾を引いた。ブル・ムース・ジャクスンのオーディオ・ラボ盤。ニア・ミント。これを落とし損なったのがかなり痛かった。へこみにへこんで、食事はのどを通らず(ま、食べたけど)、立ち直るのに数日かかったくらいだ。ちなみに落札価格は300ドルだった。あ、そうだ、思い出した。キャピトルのパーカーもだった。あー、いやなことを思い出した。

しかし自分で言うのもなんだけど、なかなかいい物件も落としている。そのうちの1枚がチェスのリトル・ミス・コーンシャックス。彼女のCDは仏クラシックスに1枚あるが、それはチェス以前の録音を集めたもの。これはなぜかまだCD化されていないので、LPで持っている価値は十分あると思う。しかし、きっとこれはCD化されないだろうな。つまりは、そんな内容です。

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