Jan 19, 2011

RUMBA BLUES

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ひどい画像ですみません。デジカメ故障中につき、携帯のカメラで撮りました。
画像のCDは左上から
V.A. - Rumba Blues~The Mambo Years (Rhythm and Blues)
V.A. - Rumba Jazz: A History Of Latin Jazz And Dance Music 1919-1945 (Rhythm and Blues)
Al King & Arthur K Adams - Together (Ace)
V.A. - Frog Spawn: The White Hot Batch (Frog)

昨年12月から正月にかけて1カ月以上ずっとこの4枚で過ごしているといっても過言でないくらいに、ヘビーローテで聴いておりました。
『Rumaba Blues』は第2集になる。第1集は国内ではPヴァインが配給していたが今回の第2集は無視かな。ローズ・ミッチェル、ディッキー・トンプスンからエルモア、ウルフ…と第1集に引き続き実に楽しい内容。サブタイトルが「マンボ・イヤーズ」となっているが、ルンバとマンボの違いはと問われて、スッと答えられるだろうか。私はちょっと答に窮するが。こういったことに関しては中村とうよう著『ポピュラー音楽の世紀』(岩波新書)に詳しい。ご参考まで。
次の『Rumba Jazz』は、ブルース編好調につき編集されたもので(うそ)、こちらはなんと2枚組。オールド・ジャズ・ファンなら文句なく楽しめる内容。ドッズ、モーテン、ラヴィー・オースティン、もちろんサッチモ、フレッチャー、エリントンも。また目から鱗の選曲も。先の盤もだが、本盤も分厚いブックレットが付いている。
エイスは昨年のベスト5に入るCD。しびれました。

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Jun 12, 2010

近着・1

Newarrivals01

最近買ったCD/LPから。まずはCD。

(1) The Ace Story Vol.1 (Ace)
(2) Frog Spawn: The Second Batch (Frog)
(3) Del Rey - Hen Party (Hobemian Records)
(4) Solo Art Story: Piano Blues & Boogie 1938-39 Vol.2 (Solo Art)
(5) Rumba Blues (P-Vine)

(1)エイス・ストーリーは同タイトルのLPを同じジャケット・デザインを使ってCD化したもので、収録曲もLPにそのまま10曲追加しただけというもの。内容についてはノーコメント(単に面倒くさいだけ)。
(2)未開封にて省略。    
(3)デル・レイの新譜はちょっと残念な感じ。つまり陰影に乏しいというか、単調というか。もう少し聴き込めばまた印象は変わるのかもしれないけど。
(4)ソロ・アートは新譜と思っていたが(アマゾンには2010年リリースとなっていた)、ジャケット裏面には2009年とある。再プレスということか(んなわけない)。手元にあるブライアン・ラストの『The American Record Label Book』を見てみると、ソロ・アートはアルバート・アモンズ、ジミー・ヤンシー、ミード・ルクス・ルイスらをはじめとする戦前のジャズ/ブルース・ピアノの専門(?)レーベルで、1939年にダン・クォーリイというバーテンダーによって興されたとある。
中身については特に目新しいものはないが、収録アーティストのなかではクラレンス・ロフトンが一番好きだ。
(5)『ルンバ・ブルース』はリズム・アンド・ブルースという聞き慣れないレーベルからリリースされたもので、国内ではPヴァインが吾妻光良氏による日本語解説を付けて販売している。一言でいえば新鮮で面白かった。ライナーにマラカスの3連が「菊池菊池菊池」と聞こえるとあって、確かにそのとおりなのには笑った。でもネタでしょ、これは。

つづく

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Oct 09, 2009

グッドマンに捧ぐ

Runninwild山中千尋の新譜を聴く。何と今作はベニー・グッドマン生誕100年を記念して(かどうかは分からないが)、グッドマン作品またはグッドマンゆかりの曲を多く取り上げたグッドマンへのトリビュート・アルバムとなっている。何でも彼女はグッドマンの大ファンというが、ホントだろうか。で、しかも今回のアルバムでは、グッドマン・コンボよろしくクラ、ヴァイブを入れての編成で、初っぱなからエアメール・スシャルだ。ギターが余計だが(ソロまでとるなよ)、まあ我慢しよう。

日本人女性ジャズ・ピアニストの最高峰のアルバムは、大西順子の『WOW』であるというのが我々ジャズ・ピアノ・ファンの一致した意見だと思うが、山中千尋も大西に肩を並べるところまで来たのではないか。どうだろうか。でもやっぱり『WOW』って、群を抜いているな。今聴いてもしびれる。

今月は他にも何枚か新譜が届いているけど、私、もうこれ1枚あれば十分。
さて、次回作はぜひ再びピアノ・トリオを。気が早いか。

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Feb 04, 2009

I Got Loaded

Littlebob_2先月よく聴いたCDで、肝心なのを忘れていた。
リトル・ボブのこの盤は、2004年リリースと少し前のものになる。というのも、ちょっと調べたいことがあって古いBSRをひっくり返して見ていた際、この盤のディスク・レヴューが目に留まって、そういえばこのCD、買おうと思いながらそのままになっていたなあと、リリースから5年たった2009年の今年、やっと注文するに至ったというわけなのだ。
サウス・ルイジアナのスワンプ・ポップ、ソウルを凝縮したサウンドが魅力で、といってもあまりピンとこないかもしれない。レヴュアーの和田昇氏によると、「リトル・ボブなんて日本ではほんの一部にしか知られていないだろうが」と前置きした上で、クッキー&カップケイクスが好きなら絶対のお勧めと書かれている。
ボビー・ブランドの“Cry Cry Cry”を完コピで演っているからというわけではないけど、ブランド好きなら間違いなくイケるはず。数々の正当派ソウル・バラードもたまらん。私はクセになった。

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Apr 20, 2008

ウクレレ・ボックスとジャネット・クライン

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プロパーからの新譜でウクレレものを集めたボックス・セット、『With My Little Ukulele in My Hand』を二日かけて聴く。ソル・ホオピイ、ウクレレ・アイク、ジョニー・マーヴィン、ジョージ・フォームビー、ジミー・ロジャーズといったところを中心に4枚にまとめたもの。4枚組で2500円という安さにつられて買ったのだけれど、4枚いっぺんに聴くと、さずがにウクレレ好きな私でも気が狂いそうになった。ま、うそだが。しかし安いのは結構なんだが、2500円で吐くまで飲めるという激安居酒屋みたいで、しばらくはもういいという感じ。何ごともほどほどがいい。いや、ほどほどに聴けばいいだけか。

あともう1枚、ジャネット・クラインの新録も届いたので、早速これもトレーに載せる。内容はもちろん、相変わらず。
ライナー氏は今回のアルバムを「正直いって、この新作はジャネットの最高傑作と言って間違いではない」と書いているけど、そうかあ? 「正直いって前作の方がいい」の間違いだと思うけど。別に悪くはないが(いいと思いますよ)、だが「正直いって」なんて、そんな持って回った言い方をするほどではない。何でもかんでもほめりゃいいってもんじゃない。
今回の目玉は昭和歌謡のカバー、川畑文子の「泣かせて頂戴」と高峰秀子の「銀座カンカン娘」の2曲ということらしい。日本語で歌っていることから、当然日本のファンに向けてのサービスだろうが、それなら日本盤のみのボーナス・トラックでよかった。そもそも私、こういうのは個人的に好きでない。ライヴでやるのは大いに結構だが、わざわざ2曲も収録する必要はないだろう。
ところで、今作を聴いておやと思ったことがひとつ。前作に続き今回もロバート・クラウドを取り上げている。前作ではアルバム・タイトルにもなっている“OH!”、今回は“Them Piano Blues”がそれ。ほぼフル・コピーなので聴けばすぐ分かる。
これらのオリジナル曲はジャズ・オラクルのCDでしか聴けないと思うのだが、以前ウィルトン・クロウリーを取り上げていたことといい、けっこうマメに買ってるな、オラクル盤。そんなことを想像していたら、ちょっと嬉しくなった。

GWは何をしようかといろいろと思案していたけど、またまたレヴュー原稿が入ってしまった。2本。しかも今回はいつもより締め切りが早く、連休明けだって。あーあ。
早く書いてしまえばいいじゃないかと思われるだろうが、それができれば苦労はしない。前にも書いたけど、明日できることは今日はやらないがモットーなので。

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Feb 08, 2008

歌って叩いて

Bmcd6056前回、「CDの内容なんかについて、いちいちブログに書いていられるかい!」と威勢よく啖呵を切ったが、三日と経たずに早くも書かずにはおれない状況となっている。まったくやれやれな話である。
さて、ブルー・ムーンからの新譜の1枚、『The Blues Singing Drummers Vol.1』はタイトルどおり「歌って叩けるドラマー」というシリーズなわけだが、その第1集に選ばれたのがジョージ・ヴァンである。知らん。いや、相当にコアなジャイヴ・ファンであれば、スピリッツ・オブ・リズムのブラック・アンド・ホワイト録音で…、と思い浮かばないな、やっぱり。そういえばブルー・ムーンは以前もジェシー・プライスなんていうシンギング・ドラマーの単独盤を出しているが、ドラム好きなのかも。
ま、ともかく、歌って叩けるドラマーっていうと、よく知られたところではロイ・ミルトンがいる。我が日本でも古くは石原裕次郎、カーナビーツのアイ高野、そして加藤茶がいる。あと西城秀樹も昔ドラムを叩きながら歌っているところを観たことがあるが、それはどうでもいいか。
そんなことよりだ。今回言っておきたかったのは、このCD、実際に収録されている曲順と印刷データが異なっているのである。何で気が付いたかというと、「キャルドニア」である。「おー、ルイ・ジョーダンのをカバーしてるのか」と、何気なくデータを見たところ、CDプレイヤーに表示されている番号と違っていたというわけ。で、注意深く聴き直して確認したところ、データに記載してある(9)~(11)のスピリッツ・オブ・リズムの3曲がそのまま(23)の後ろにずれて入っていた。つまり(8)の後が(12)から(23)、そしてその後が(9)~(11)。あとは問題なく(24)~(27)といった曲順になる。
ブルー・ムーンのホームページを見てみたが、この件に関しては何のアナウンスもなかった。誰か教えてやってくれないだろうか。

ついでに収録曲についていくつか。45年の"There's Life Without Love"でヴォーカルをとっているのが、ベティ・ホール・ジョーンズ。ブルー・ムーンには彼女の単独盤があるが、それは47年から始まっているので、本盤が初収録盤となる。内容は粋でジャジーで珠玉の逸品と言っていい出来。小唄好きにはたまらんのではないか。あと細かいところだが、このバンドでベースを弾いているのがキャッツ&ザ・フィドルのチャック・バークスデイルだった。
それからスピリッツ・オブ・リズム。内容は先刻承知という方も多いと思うが一応言っておくと、この録音にはギターが2本入っている。テディ・バンとユリシーズ・リヴィングストンの二人。ギター2本というのはこの当時としては比較的珍しいのではないかと思うが、どうだろうか。ちなみにここでのベースはレッド・カレンダー。
あー、これでスッキリした。

George Vann - The Blues Singing Drummers Vol.1 1944-1947: (Blue Moon BMCD 6056)

ちょっとお知らせです。ハウリン・ウルフの初の自伝『ハウリン・ウルフ ブルースを生きた狼の一生』(ブルース・インターアクションズ刊)が予約の受付を開始しました。発売は2008年初夏とまだずっと先ですが、限定1000部となっているので、確実に手に入れたいという方は早めに手配をされた方がいいかと。予約はこちらで。私はもう予約しました。

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Nov 07, 2007

近着CDから '07/11

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最近入手したCDから。
それぞれ個別に感想はあるけれど、あーだ、こーだと書き連ねる気力がない。まあ一応、申し訳程度に書くけど「あー、これを買ったのか」というくらいの感じで見てください。

ピアノ・レッドはベア・ファミリーのボックスを持っていれば、すべてダブる(はず)。私? はい、ダブってます。ちょっと後悔。ところで、ピアノ・レッドのアナログ盤て、どうしてあーも高いのだろうか。何カ月か前にグルーヴのEPをたまたま見つけて久しぶりに物欲という名の虫が騒ぎ出したけれど、とても手が出せる価格ではなかった。あと、日本ではただ一人、鈴木啓志氏が持っているという同じくグルーヴのLPもebayで$500スタートだったし。まあ、レア度ということなんだろうけど、でもいくらレアとはいっても需要と供給の面から考えると、ピアノ・レッドにそれほど需要があるとは思えんのだが。どうなんでしょう。

ジミー・ホームズを知ったのは、bsrの「2006年ベスト・アルバム」に日暮さんが彼のファースト・アルバムを挙げていたのを見たのがきっかけだった。ベントニアのブルースマンとのことで、試しにと買って聴いてみたところ、なるほど、スキップ・ジェイムズ、ジャック・オーウェンス以後途絶えていたと思っていたベントニア・スタイルがここに命脈を保っていたことを知り、軽い衝撃を受けたのだった。今回のセカンド・アルバムもなかなかのインパクトあり。

エイスのコンピ、ラスティ・ブライアントは省略。では。

Piano Red - Diggin' the Boogie 1950-1956 (Rev-Ola CR Band 28)
Jimmy "Duck" Holmes - Done Got Tired of Tryin' (Broke & Hungry BH13004)
V.A. - R&B on Lakewood Boulevard (Ace CDCHD1165)
Rusty Bryant - 1952-1954 (Classics 5182)

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Oct 19, 2007

ミッドナイト・セレネイダーズ、ベリル・ブッカー

Oct_07

今月聴いたCDの中から。

The Midnight Serenaders - Magnolia
ウクレレ、クラの入ったバンドでオールド・ジャズ/スウィングの佳曲をノスタルジックに聴かせるというわけで、一聴スパンカーズやジャネット・クラインを彷彿させる。特にディー・セトルマイアーという女性ヴォーカルがウクレレ担当ということもあって、余計にジャネットに近い印象を受けるけど、意識してるのかなあ。クリオ・ブラウンでお馴染みの“Here Comes Cookie”、あと“A Porter's Love Song”(こっちはファッツかな)と選曲は買うが、このテのバンドにありがちな押しの一手みたいな歌と演奏に聴き疲れするところも。と思っていたけど、3回4回と聴いていくうちに、なかなかよいではないかと。試聴はこちら

Beryl Booker - 1953-1954 (Classics 1422)
スラム・スチュワートやダイナ・ワシントンとの仕事で知られるベリル・ブッカーのシリーズ第2集。一部ドン・バイアスが加わったトラックもあるが、すべてベリル・ブッカー・トリオによるもの。一応言っておくと、メンバーは全員女性。だからどうだということはないんだけど、ただ一つドラムがちょっと雑なのが気になる。スラムとの共演は第1集で。

V.A. - Before The Blues Vol.1 (Yazoo 2015)
今ごろ何だと思うかもしれないけど、最近よく聴いているので。「ブルース以前」というわけだけど、選曲が実にいいな、これは。B.F.SheltonにWeaver And Beasley、あぁしみるなぁ。

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Jul 29, 2007

Bushkin/Gaillard

Bushkin_gaillard_2

長らく活動を停止していた仏クラシックスだが、ようやく身元引受人が見つかり、活動再開となった。その長期休暇の間、クラシックスの2本柱の1本である「ブルース&リズム・シリーズ」は英Rev-Olaにだいぶ食い荒らされはしたが、もう1本の「ジャズ・クロノロジカル・シリーズ」の方は新規参入者もいないようで、こちらは引き続きクラシックスの独壇場のようだ。
で、つい先日、そのジャズ・シリーズの新譜2枚が届いたので、ここは早さだけが取り柄の当ブログ、いち早く取り上げておく。

まず1枚目は活動停止前にリリース案内があったのの、発売延期となっていたジョー・ブシュキン(随分待ったぜ!)。
彼はテディ・ウィルスンの流れを汲むスウィング・タイプのピアニストで、トミー・ドーシー、ベニー・グッドマン、サッチモといった一流人気楽団に参加するというキャリアを持つ。ヴォーカル・ファンならリー・ワイリーの『ナイト・イン・マンハッタン』を思い出すかもしれない。
ブシュキンの第1集となる本CDにはソロを含め5つのセッションが収められている。中でも41年のホット・リップス・ペイジ、44年のズート・シムズ(このときズート、18歳!)、そして46年のバーニー・ケッセルの参加セッションが特に注目か。しかし個人的趣味で言えば40年のピアノ・ソロが一番だな。で、次がコージー・コール参加のピアノ・トリオ。ともあれピアノ・フリークはマスト。

もう一枚はシリーズ8枚目となるスリム・ゲイラード。音源はマーキュリー、クレフ、ノーグランで、LPで言うとヴァーヴの『スモーガスボード』辺り。「ゴメンナサイ」収録。
ところでゲイラードといえば、「ジャイヴ33選」にゲイラードをまだ挙げていなかったことに気が付いた。で、これはイカンと早速選びにかかったのだけれど、どれか1枚となると難しい。2枚組のアンソロジーみたいなのがあれば、即キマリなんだが。で、悩みに悩んで決めました。ホントはもっと「高いヤツ」にしたかったけど、一番安いヤツに。でもファースト・チョイスはやはりこれだよな。何を選んだかはPHOTO ALBUMSを。

Joe Bushkin - 1940-1946 (Classics 1434)
Slim Gaillard - 1951-1953 (Classics 1437)

Joe_bushkin

Joe Bushkin - After Hours (Columbia CL 6201) [10"]

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Jun 03, 2007

戦前ブルース週間

Prewar_blues

ここ1週間ほど、戦前ブルース週間とばかりにそのテのものを集中的に聴いている。平成も19年、まだ聴くか戦前ブルース、という気もしないでもないわけだが。しかし、何ものにも代え難い魅力というのがあるのだなぁ。
ともかく、その「戦前ブルース週間」の中心となっているのが以下のCD4種。

(1)Robert Lee McCoy - Prowling Nighthawk (Catfish)
(2)V.A. - Brownsville Blues (P-Vine)
(3)The Hokum Boys & Banjo Joe - Ain't Goin' That Way (Black Swan)
(4)Charlie Shavers & The Blues Singers (Timeless)

(1) 私、マッコイが好きで何年かに一度、無性に聴きたくなるのである。念のため言っておくと、聴きたくなるのはあくまでマッコイで、ナイトホークではない。で、先月久しぶりに聴きたくなったのだけれど、持っているのはウルフ盤LP2枚。しかし、LPを何度もひっくり返しては針を落とし、などとやってはいられない。なぜなら、昼寝をしながらマッコイを聴く、というのが今の私の切なる希望なのだ。夢うつつ、まどろみの中で聴きたいのである。だが、ウルフから出ていた唯一の単独CDはとうの昔に廃盤になっている。それで何か代わりになるようなものはと思って調べたら、キャットフィッシュからウルフと同じコンプリート集が出ていた! おかげで、充実の昼寝ができました。

(2)「ブラウンズヴィル派」と呼ばれるブルースマンを集めたコンピ。ヤンク・レイチェルが聴きたかったのだけれど、これまたウルフ盤は廃盤。で、現在レイチェルがまとめて聴けるの唯一のCDがこれというわけ。レイチェルとサニー・ボーイ・ウィリアムスンの絡みに改めて感動。他にはハミー・ニクスンの大迫力のジャグが付くサン・ボンズ、そしてデルタ・ボーイズ、チャーリー・ピケットもよし。単独盤よりもかえってよかった。

(3)ホウカム・ボーイズとバンジョー・ジョーのカップリング盤で、回数的にはこれを一番聴いたか。ホウカム・ボーイズの方は、ドキュメント盤(DOCD-5236)とかなりダブるので、もし買おうという方はご注意を。ただこちらはジョージア・トム絡みのものが数曲含まれている。あと音はこちらの方が明らかにいい。

(4)トランペットのチャーリー・シェイヴァースがブルース・シンガーのバックを付けたものを1枚にまとめたものだが、ブルース・シンガーといっても収録されているシンガーはトリクシー・スミス、グラント&ウィルスン、ロゼッタ・ハワード、アルバータ・ハンターと、すべてヴォードヴィル系なので、ブルースというよりは、ジャズ・アルバムということになる。
アルバム・タイトルにシェイヴァースの名が据えられているが、気にする必要はない。たとえばトリクシー・スミスの有名な“My Daddy Rocks Me”のセッションで一番耳を引かれるのは、やはりシドニー・ベシェであるわけだし。以前、同じくタイムレスの『30s Girls』というCDを取り上げたことがあるが、趣向はあれと同じで、女性小唄系シンガーのコンピと思えばいい。先日のロゼッタ・ハワードはRSTに単独盤があるが、ちょっとそこまでは、という人にはこれがいいかも。十分に楽しめる。

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